「DeNAの初代監督といったら中畑清だけど、結果は散々だったよなぁ~それなのに何故4年間も監督をやることが出来たんだろう。不思議だ・・・」
そうですね、中畑清が監督を4年間も続投出来た理由は「育成」ではないかと私は思います!
中畑清がDeNAの監督に就任するまでにDeNA(ベイスターズ)は、10年近く「最下位」をさまよっていました(泣)
この結果を見てDeNA側も「中畑清にチームを改革してもらいたい!!」という一心で中畑清にチームを託した訳であり、改革にはまず「チームと選手の育成」が必要だということになりますよね。
「確かに育成は必要だけど、それにしても時間かけすぎじゃね?遅くとも3年で結果を出して欲しかったなーと思ったけど。」
うーん・・・そこは単純に中畑清の監督としての「力量不足」になるんじゃないですかね、変な采配が多かったとか(予想)
しかし、中畑清の基礎があったからこそ、2017年7月上旬現在のDeNAはAクラスの「3位」をキープしていますし、中畑清がやってきた4年間というのは無駄ではなかったと私は思っています!
では、その無駄ではなかった中畑清の監督時代の中身を振り返っていきましょう!
課題と希望を残した中畑清の監督手腕を、私と一緒に迫っていきましょう!!
目次
中畑清の監督の成績は良くなかったがそこから何を得ることが出来たのか!?
DeNAにも優秀な選手がいることを証明しました!!
しかし順位を上昇させることが出来なかった、中畑清の監督時代を、
- ぶっちぎりの最下位!監督1年目
- 希望の芽が出てきたが・・・監督2年目から4年目
の2つでお伝えします。
まずは、中畑清の監督1年目から見ていきましょう!
ぶっちぎりの最下位!監督1年目
セ・リーグ全チームの踏み台になってしまいました・・・
2011年12月9日、中畑清監督は初代「横浜DeNAベイスターズ」の監督に就任し、2012年のシーズンからチームの指揮を執ることになりました!
しかし、万年Bクラスだったチームを浮上させることは中畑清監督には厳しく「46勝85敗13引分、勝率.351」という「最下位」の結果となりました(泣)
しかも他の5球団から全て「負け越し」を食らってしまい、中畑清監督のDeNAは「セ・リーグの踏み台」にされてしまいました・・・
うん、100敗しなかっただけ中畑清監督は「よく踏ん張ったな」と私は思いました。
この時代のDeNAの戦力は正直言って「打てないし、打たれる」というボロボロの状態でした(暗黒時代)
また、中畑清監督の采配は「ダメ」だということが世の野球ファンに広まってしまった訳ですから「汚名返上」を成し遂げる為に、2年目以降はどうするのか見物ですね。
・・・まあ、結果は分かっているんですが(苦笑)
希望の芽が出てきたが・・・監督2年目から4年目
戦力が整ってきましたが、順位上昇とはなりませんでした・・・
2年目の中畑清監督は「トニ・ブランコ」などの助っ人外国人を獲得することができ、貧打の解消に繋がりましたが、それ以上に「投手陣が崩壊」してしまい、5位となってしまいました(悲)
3年目は「筒香嘉智」「梶谷隆幸」などの若手の活躍などがあり、CSの出場も狙える位置に居ましたが、シーズン終盤に大きく後退してしまい、中畑清監督はこの年も5位となりました・・・
そして4年目の中畑清監督は、抑え投手にドラフト1位の新人「山崎康晃」を起用して、ここ数年不安となっていた抑えの役割を全うさせることができ、一時的に「首位」に立つなど、これまでとの「違い」を見せ付けました!
・・・しかし、後半戦に入ると順位は急降下してしまい、結局「最下位」でシーズンを終え、同時に中畑清監督も「責任を取る為」に監督を辞任することになりました(泣)
チーム戦力の上昇はあったんですが、中畑清監督自体の「上昇」が足りなかった、または見えなかったので、順位が上がらなかったのではないかと私は思いました。
監督も変わらないと、チームも変わらないってことですね(汗)
チーム成績は褒められたものではありませんが、中畑清は荒地だったベイスターズの畑に種をまいて、芽が出るまで育てられたことは褒めるべきことだと私は思いました!
また、中畑清はチームを育てる上で「チームの風紀を乱すものには制裁!」という厳しい一面も持っていましたが、果たしてこの考えは「育成」にどう響いていたのでしょう・・・
次は、中畑清の想いは選手に伝わっていたのか!?
を、見ていきますので、次項に進んでくださいね。
中畑清の監督の采配はチームの輪を乱す選手には容赦しなかった!!
実力より人間力を重視した中畑清の考えは、選手育成には効果抜群だ!
中畑清は「全員の気持ちが一つにならないとそのチームは機能しない」というポリシーを持っており、そのポリシーに反する選手には「即二軍行き」を命じていたのです!
また「挨拶をきちんとしなさい」「ユニフォームを綺麗に着なさい」「どんな打席結果でもファーストまで全力で走りなさい」など選手の野球に対する姿勢にもメスを入れ、中畑清はチーム改革を進めていました!
しかし!「中村紀洋」は中畑清の気持ちには応えてくれませんでした(泣)
自分の打席で盗塁した選手に激怒、または「自分の打席では盗塁は不要」と中畑清の采配批判を行い、2回もやらかした中村紀洋は「二軍行き」となり、二度と一軍に戻ってくることはありませんでした(戦力外通告)
中村紀洋は近鉄時代に結構活躍していた選手だったので、DeNAの戦力になることは間違いなしだったのですが、この一件で中畑清は戦力より人間力を重視したことになりました。
私はこの中畑清の判断は正しいと思いますし、あくまで野球は「チームプレイ」ですから、個人のワガママに耳を傾けている必要はないので、これは中畑清の好判断だと捉えています!
また、中畑の想いにちゃんと応えてくれた「筒香嘉智」「梶谷隆幸」「山崎康晃」などは、現在のDeNAの主戦力となっていますから、中畑清の「技術より姿勢」を鍛える育成法は成功していたんじゃないでしょうか!?
でも、これだけやっておいて順位が「5位と6位」しかとれなかったのは、不思議ですよね・・・(謎)
もしかしたら中畑清は「長嶋茂雄」直伝の「カンピュータ」を大いに駆使してしまったので、育成途中の選手たちには「それを読み取る力が不足」していたので、順位が上がらなかったのかもしれません!!
あと、中畑清は監督としてはまだまだ「若手」ですから、采配とかよくわかってなかったのでしょう(厳)
結果、中畑清は選手育成には長けていたが、監督としての采配は経験不足だった!ということになりますね!!
・・・では、そんな中畑清が、巨人の監督としてオファーが来ることがあるのか見ていきましょうか。
中畑清は今後巨人の監督として指揮を執ることが出来るのか!?
可能性はあると思いますが、とある問題があります・・・
2017年7月現在、高橋由伸監督率いる東京読売ジャイアンツ(通称巨人)は、Bクラスに位置しており「10年ぶりのBクラス確定」が現実味を帯びてきました・・・
検索 高橋由伸 高橋由伸は監督としても天才なのか?若い感性で巨人を常勝軍団に導け!
巨人ファンにとっては緊急事態だと思いますが、そこで新監督の候補に挙がっているのが中畑清なのです!
中畑清は、現役時代に巨人の中心打者として活躍していましたし、なにより「長嶋茂雄」の流れを一番引き継いでいるので「長嶋茂雄の再来」を期待しているファンもいるはずです!
そして、DeNA時代に実力を発揮した「選手育成術」で「生え抜き選手が強い巨人」の復活を、中畑清には目指して欲しいのです!!
・・・しかし、中畑清は「巨人の掟」に反している部分があったのです!
それは・・・
「巨人軍の監督はいかなる事情があっても、外部からは導入しない。」
という掟であり、すでに「DeNAの監督」に就任してしまった中畑清は、今はもう「外部の人間」と位置付けられていると私は見ています!
つまり、この読売新聞創設者「正力松太郎」が考えたとされる掟がある限り、中畑清の巨人監督就任は難しいのではないでしょうか!?
時代に合わせて、己の成長と共に、これまでの考えも変化させなければいけませんから、今はこの掟を破る時なのではないのかなーと私は声を大にして問いたいです!!
野球ファンのあなたはどう思いますか!?
中畑清新監督誕生に少し期待しながら、今度は中畑清と「落合博満」の関係性を見ていきましょうか。
中畑清はとあることで落合博満を批判したらしいのですが、一体何があったのか気になりますよね!?
・・・そうですよね、わかりました、次も読んでください。
中畑清はオリンピックの日本代表監督として落合博満を批判した理由とは!!
昔からの恨みなのか・・・?
中畑清はアテネオリンピックの野球日本代表の監督となり、結果は「銅メダル」に終わってしまい、その敗退した原因の一つとして以下ような発言をしました。
「中日の落合監督が、中日の選手を日本代表として派遣してくれなかったことが原因。」
と言っており、中畑清が落合博満の「オリンピックには選手を出しません」宣言を批判することになりましたが、後に落合博満はとある講演会で、
「中畑の野球に問題があったから銅メダルだったんだ。」
と今度は落合が中畑清を批判することとなり、両者譲らない形となってしまいました(争い)
私はこの一連の騒動を見て「中畑清」が余計なことを言ってしまった!
と思っています。
確かに中日の選手が居たら金メダルだったかもしれませんが、そこは元々から落合博満は「出しません」と宣言している訳ですし、半ば八つ当たりのような中畑清の批判は内容が薄かったように思えました。
他人を批判するより、中畑清自身の采配に落ち度はなかったのか考えて欲しかったです・・・
で、この中畑清と落合博満の批判合戦ですが、巨人の第二次長嶋監督時代に打撃コーチをやっていた頃の中畑清の気持ちを読み取ると、落合博満を批判した理由が見えてきます。
実は、中畑清は巨人のコーチ時代に、FAで巨人に入団してきた落合博満が「気に食わなかった」らしく、その理由は打撃コーチの中畑清を差し置いて後輩の選手に指導していたみたいなのです!
そうすることで、中畑清の「打撃コーチとしての立場」が無くなってしまい、中畑清は巨人に居場所が無かったみたいなのです・・・
つまり、中畑清は落合博満に対する「積年の恨み」を果たすかのように、オリンピックという名目で落合批判をしてしまったのではないかと私は予想しています!!
実は根に持つタイプだった?中畑清ですが、筒香嘉智を日本を代表する4番打者に育てたことで有名ですね。
しかし、本当に中畑清は筒香の育成に大きく関わっていたのでしょうか!?
筒香の過去の発言を参考にして、真実を探っていきましょう!
中畑清は本当に筒香嘉智を育てたのか!?
巨人の偉大なるOBに筒香は育てられたのです!
中畑清は、筒香嘉智を大打者に育てたことが「DeNA監督時代の偉大なる功績」として、一部野球ファンに称えられていますが、実は、100%中畑清のおかげではないらしいのです・・・
筒香は「松井秀喜」を憧れの存在としており、打撃が不調になった際は松井のスイングなどを参考にして、克服していったと言われています!
一方、中畑清は「野球に対する心構え」と「4番で起用し続ける」の2つのことを監督としてやってきたので、技術的なアドバイスはあまりやっていないんじゃないかと私は思っています(汗)
もしアドバイスをしたとしても、中畑清は「パッ、サッ、タッ」などの長嶋流練習法に近いアドバイスしか出来ないと思っているので、筒香も「聞き流すだけ」で精一杯だったはずです(笑)
したがって、筒香は「精神的な部分は中畑清」「技術的な部分は松井秀喜」と偉大なる巨人のOB選手から指導を頂いた素晴らしい選手ということですね!
でも、筒香は中畑清には絶対に感謝していますし、筒香が「松井秀喜に匹敵する打者になる!」と目をつけたのも中畑清ですから「中畑清あっての筒香嘉智」ということは忘れずに覚えてください!
DeNA筒香の成績はどこまで伸びる?若き4番の今後の伸びしろに期待!
中畑清の監督の成績は課題あり!チームの輪を守った采配と監督就任に迫る!のまとめ
最後まで読んで頂きありがとうございます。
中畑清の監督時代を見てきましたが、ボロボロの成績と引き換えに、DeNAの未来に繋がる選手を育成することが出来ましたよね!
また中畑清は立派なチーム環境も作ることが出来たので、現在のDeNA監督「アレックス・ラミレス」には是非、優勝を達成して欲しいものです!
アレックス・ラミレス監督なら優勝出来る!チームの希望の星はあなただけ!
成績だけ見ると「ダメ監督」かもしれませんが、汚名を被ってまでもDeNAに対し全力で向き合った中畑清に、私がDeNAファン代表として称賛を送っておきます!!!