しめじと言えば、多彩な料理に多用できるキノコ界のユーティリティープレーヤーとして名高い存在ですが、しめじには旬の時期は存在しているのでしょうか?
しいたけと同じように常にスーパーなどで見るキノコとして認識されていると思いますが、しめじの旬は「秋」となっています。
しかも、旬のしめじは普段スーパーなどに置いてあるしめじとは「違う種類」のしめじだったのです!
「マジかよ!?んじゃ、俺らが日頃食っていたしめじはマズい種類ってことになんの?やっちまったな!!」
うーん・・・それは偏見以外のナニモノでもありませんよ・・・しめじに謝罪してください!!
と、ひと悶着ありましたが、旬の時期のしめじは「いつもより更に美味い」ってことなんで、間違いないように気を付けてくださいね。
では、旬の時期のしめじがどれだけのものなのか「旬は秋だけど、味はどうなの~?」と悩んでいるあなたにしめじの素晴らしさをお伝えします!!
目次
しめじの旬の時期は秋と分かっているからこそ知って欲しいことは!?
ぶなしめじでは無く、本しめじが旬のしめじなのです!!
普段スーパーなどにおいてあるしめじのほとんどは「ぶなしめじ」と呼ばれる「人工栽培」が可能なしめじなのです(1パック、100円ぐらい)
一方、9月から10月の秋の時期に旬であるしめじは「本しめじ」と呼ばれており、「人工栽培」が難しく高価なしめじに位置しています(1パック、400~500円ぐらい)
また、天然物の本しめじは非常に高価であり、スーパーなどにはほとんど売っておりません。
生産者から直接買うか、Amazonなどのネット通販を利用しないと本しめじの入手は難しいのです!!(100g 2000円以上)
つまり、旬のしめじを食べたければ「普段の20倍以上のお金をしめじに使え!」ということです!
↓本しめじです↓
出典:Wikipedia
うーん、天然の本しめじの値段は高すぎですが、旬の時期に食べてみたいという想いはありますね・・・
松茸を買う感覚で買わないと、天然の本しめじを手に入れる勇気がわいてこないので、誰か心優しい方が私宛てに送ってくれると嬉しいんですが(おねがいします)
天然の本しめじを手に入ることがほぼ約束されたので、今度はおいしいしめじの見分け方について見ていきますか。
1パック100円のしめじから、当たりしめじを見つけ出しましょう!!
美味しいしめじを食べるにはある見分け方を覚える必要がある!!
しめじとは言え、ちゃんとチェックする箇所は存在するのです!
果たして、しいたけと同じように簡単な見分け方なのでしょうか?
しめじのかさは要チェックだ!!
とりあえず、しめじのかさを押してみよう!
しめじのかさに「弾力があるもの」が新鮮なしめじと言われています。
また、しめじのかさの色が「黒に近い色」も同様に鮮度のよいしめじなのです。
スーパーなどではほとんど袋に入ってしめじは売っていると思いますので、袋の上からかさを押してみて「お、こいつは弾力があるな!」と思ったやつを買ってみましょう。
でも、しめじのかさは小さいので、ちょっと分かりづらいかもしれませんが・・・
旬の時期である秋ごろだったら、ちょっとお高い本しめじでチャレンジした方がわかりやすいですよ!
しめじの軸はこう見る!!
短くて太いものはキノコ界ではエリート!!
しめじの軸の見た方ですが「短くて太いもの」を選びましょう!
この軸の見分け方はしいたけと同じ方法なので、キノコ界では短くて太いヤツがモテるんですね・・・
ただ、しめじは全体的に長くて細いものが多いような気がするので、あまりあてにならないかもしれませんね・・・あくまでも参考程度にお願いします。
旬の時期だったら短くて太いしめじに出会えるんですかね・・・心配です。
しめじの生え方もチェック対象!!
意外と知らなかったしめじの生え方!
しめじの生え方が「1つの株から出て揃っているもの」が良いしめじの証拠です!
たまに違う株のしめじが混ざって売られているやつがありますが、あれは消費者を騙そうとしていると私は思っていますので、1つの株から出ているしめじを購入するように心がけましょう!
やっぱり、ホクトのぶなしめじが一番いいんじゃないでしょうか?
カットしめじは「本当の寄せ集め」なので、買わない方がいいですね。
しめじの見分け方をお伝えしましたけど、なかなか見分けるのは難しいと思いますが、めげずにチャレンジするとおいしいしめじに出会えるはずなので、日々鍛錬していきましょう!
また、しめじの種類は「ぶなしめじ」と「本しめじ」をさらっと紹介してきましたが、他にはどんな種類が存在しているのかご存知でしょうか?
実は、残り「2種類」存在しているので、しめじの種類も余すことなくご紹介していきますよ!
しめじの種類はどのくらいあるの?全部美味しいの?
本しめじより高級品は存在しませんでしたが、それでも食べてみたいしめじです!
ちなみにこれまで紹介した「ぶなしめじ」と「本しめじ」のおさらいですが、
味:本しめじ > ぶなしめじ
値段:本しめじ > ぶなしめじ
お手頃感 ぶなしめじ > 本しめじ
となりますので、覚えておいてください。
では、未知なるしめじの正体を突き止めていきましょう!
ひらたけとしめじが合体したひらたけしめじ!
実はしめじの仲間ではありませんでした・・・
ひらたけしめじとは「ひらたけをしめじ状に栽培したもの」であり、あくまでも「ひらたけの一種」なのです・・・
味はしめじよりも味が強いと言われており、味噌汁の具材や野菜炒めの具材などに適していると私は思っています。
ひらたけしめじの旬の時期は不明ですが、ひらたけの旬は「11月から3月」となっておりますので、もしかしたら同じ時期かもしれませんね・・・
年々ひらたけしめじの生産が減少しているので、店で見かけたらしめじとの味くらべをやってみてはどうでしょうか?
道端に生えている?はたけしめじ!
おい!道端に生えているしめじなんて食えるのか!?
はたけしめじとは、ちゃんとしたしめじの仲間であり、公園や民家の庭や道端などに生えている事例が多いらしいのです。
もちろん、そういった「イレギュラーな場所」から採取している訳ではなく、しめじと同じように生産者がしっかりと栽培を行っています。
どこにでも生えやすいんで「人懐っこい」しめじと言っても過言ではないですね。
肝心の味ですがシャキシャキとした食感らしく、私は炒め物に合うんじゃないのかなーと思いました(バターとしょうゆで炒めてみよう)
はたけしめじの旬は「10月から11月」と言われており、良質な天然物のはたけしめじを狙いたいのであれば、公園などで探してみてはどうでしょうか?(私は食べたくありません)
ぶなしめじと本しめじ以外のしめじを紹介してきましたが、
「実質1種類だけ!!」
でしたね(大汗)
こりゃあすんませんでした・・・
でも、ひらたけしめじも「しめじ」って名前ですから、しめじでいいんじゃねーのかなーと思っているのですが、キノコファンのあなたはどう思いますか?
賛否が分かれそうな質問を投げかけた所で、次はしめじに含まれる栄養について見てきましょう。
正直いって、これまでしめじの栄養素には全く興味がなかったのですが、調べていく内に興味が湧きまくる「ある事」が判明しました。
果たして、一体、どんな一大事なんでしょうか!!??
しめじに含まれる栄養は体にはどのような効果があるのか!?
腹痛持ちの救世主!食物繊維が豊富なしめじ!!
しめじには、野菜に負けないぐらいの食物繊維が入っていると言われており、100gあたりの含有量は約3.3gとなっており、キャベツの2倍近く含まれているのです(キャベツは約1.8g)
つまり、便秘に悩んでいるそこのあなたは、キャベツでは無くしめじを多く食べると腹の中がスッキリするということになりますね!
また、しめじの豊富な食物繊維のおかげで腸内環境が改善され「大腸がん」などのリスクを軽減させてくれることも可能なのです!!
私たちが思っている以上に優秀なキノコだったのです!!
なので、旬の時期になったら本しめじを購入して、肉厚の本しめじであれば食物繊維の量も豊富だと思っているので、秋は「腸内環境改善期間」にしましょう!
そうすれば、私のような腹痛持ちも健康なお腹を取り戻すことが出来るはずなので、秋はしめじしか食べないようにします!!(大嘘)
旬の時期だから、天然の本しめじが生えているかもしれないからキノコ狩りだーなんて浮ついてしまう人もいるかと思いますが、しめじに似ている毒キノコが色々と生えているんですよ!あぶない!!
ついつい間違って採ってしまわないように、私と一緒にしめじに似ている毒キノコのお勉強をしましょうね。
名前にしめじが含まれている毒キノコが存在しているぞ!気を付けろ!!
そんなにしめじには似ていませんが、どれもうまそうなんで採らないように注意!
私のようなキノコ好きの心を揺さぶってしまう、悪い毒キノコは以下のやつらだ!!
- あらおいしそう、イッポンシメジ
- 鍋に入れたら最高かも、カキシメジ
- ほぼエリンギ、ネズミシメジ
まずは、おいしそうなイッポンシメジから見ていきましょう。
あらおいしそう、イッポンシメジ
食べると消化器系がやられてしまい、死んでしまう可能性があります・・・
出典:Wikipedia
ついついキノコ狩りのお土産にもっていってしまいそうな装いですが、しめじには似ていないので間違って採ることはないでしょう。
鍋に入れたら最高かも、カキシメジ
牡蠣を食べてあたった時とほぼ同じ中毒症状です。
出典:Wikipedia
このおいしそうなカキシメジを食べると腹痛や下痢などになりますが、これまでに死亡例はないらしいので、ワンチャンある毒キノコとなっています。
熱湯に通せばいけるかな・・・
ほぼエリンギ、ネズミシメジ
うまそうではあるが、味には苦みや辛みがあるらしいので食べる必要なし!!
出典:Wikipedia
バター炒めでいけそうなネズミシメジですが、胃腸系にダメージを与えてトイレに行きっぱなしになってしまいます。
「これ、エリンギ買って来たんで、バーベキューに使ってください」
とか、悪用すると捕まりますんで本当にやめましょう。
しめじの評判を落としかねない毒キノコを見てきましたが、キノコの旬の時期だからといって素人がキノコ狩りをすると、
「毒キノコ食って腹壊すぞ!!」
ってことなんで、以下の記事を読んで毒キノコの知識を深めてください。
しめじの旬の時期はやっぱり秋?栄養や種類も知りたい万能キノコの可能性!
最後まで読んで頂きありがとうございます。
しめじについて見てきましたが、旬の時期のしめじは「本しめじ」であり、いつも食べているしめじは「ぶなしめじ」ということがわかりましたね。
また、栄養面では野菜以上の食物繊維の多さだったので、健康にも良いキノコでもありましたね。
私もしめじを調べる前まではぶなしめじしか知らなかったので、今度スーパーにいったら本しめじを見つけて、秋の旬の時期に備えて、本しめじの味をしっかりと噛みしめておこうかなーと思っています!
「匂い松茸味しめじ」が本当かどうか、松茸と本しめじの食べ比べをしてみるのもいいかもしれませんね!!