「そういえば、ロッテの涌井って前に西武ライオンズにいたよな。なんか、その時はエースとして頑張って『沢村賞』をとったりして色々と活躍してたよなぁ~。その後、一時期抑えに転向して、なんだか勝てなくなって、しまいにはロッテに移籍することになったけど、ぶっちゃけ、今のロッテでも成績は沈んだままなの?」
いいえ、しっかりと活躍しています!
ロッテに移籍した初年度ははっきり言って「微妙」でしたが、2年目からはしっかりと成績を残しています。
今のロッテ涌井は、元エースの意地を出して成績を上げている最中なんです!
「ふーん、しっかりやっているんだね。でもさ、なんか涌井の強さってなんだかわからないんだよね。球がめちゃくちゃ早い訳でもないし、キレの良い変化球があるわけでもないし、コントロール抜群でもないし、でもなんか気付いたら『沢村賞』取ってた、みたいな。ちょっと、モヤがかかっている状態かな?それとも、俺の涌井に対する愛情が足りない?」
いやいや「欠点が少ない」ってことです!
全て「高水準」なんです!
決して「器用貧乏」ではないんですよ!
だからこそ、今の成績がV字回復しているんです!!
まぁ、愛情が足りないから涌井を良くわかっていない。
というのは、的を得ていますが(笑)
「へぇー、んじゃさ、その「高水準」なところを愛情が足りない俺に教えてくれるかな?あと、愛情の注ぎ方もね」
愛情の注ぎ方は、個人的にやって欲しいんですけど(笑)
では、「高水準」のロッテ涌井の成績がV字回復になった要因を、過去の成績から見ていきましょう!
目次
ロッテ涌井の西武時代からこれまでの成績
途中まわり道をしましたが、現在、エースに匹敵する活躍をしています!
まず、西武時代の成績ですがなんといっても2009年に「沢村賞」を獲得しています!
これは、プロ野球の投手における最高の賞ですから、誰もが取れるという訳ではありません。
むしろ、取れない選手の方が大多数います(汗)
「沢村賞」を獲得した理由は、球持ちが良い投手なんです!
9回に近づくにつれ、疲労と共に球質が悪くなり、甘い球が多くなり、連打を食らってしまうことが多くなります。
しかし、涌井にはそういった「スキ」が少なく、8回9回投げても球質が悪くなることが少ないのです!
これは、投手の基本である足腰を徹底的に鍛えた結果です!
それに涌井の投球術、速球、多彩な変化球がプラスされれば「沢村賞」投手の出来上がり
ということになります!
しかし、2011年に肘と足を痛めてしまい、初めて負け越し(9勝12敗)を体験してしまいました・・・
その後、プライベートでの問題が大きくなり「厳重注意による配置換え」を食らってしまいます(泣)
その結果、中継ぎと抑えを行ったり来たりして、本人も成績も崩れてしまい、西部からFAすることを決意しました。
ロッテ移籍後は先発として頑張っておりますが、正直な話、全盛期のようなピッチングは出来ておりません・・・(泣)
しかし、2015、2016年は連続して2ケタ勝利をしておりますので、回復に向かって登りつめている途中となっています!
人間、沈んだら、沈みっぱなしの人って結構いると思うんですよね。
何事においても、下に落ちるのって簡単で、上がって行くのは困難です。
それをこの厳しいプロ野球の世界で示しているロッテ涌井は、素晴らしい逸材なのではないかと感じます。
エースに向かって回復途中の涌井ですが、ロッテに対してどれだけ貢献しているか一緒に見てみましょう!
ロッテ涌井が勝率にどれだけ貢献しているのか?
特別な結果は出していないが、ローテーションをしっかり守って、それなりに勝利しています。
ローテーションを守れるということは、涌井の体は頑丈だということなんです!
一時期ケガはしてしまいましたが、その経験を生かして、涌井の売りであった足腰の丈夫さを中心に、基礎体力の向上を行ったと思われます。
その考えは、私がロッテのピッチングコーチをしたとしても同じアドバイスをすると思うので、非常に良いと思います。
涌井はそれなりの技術を持っていますので、体さえ丈夫であれば、それなりの結果を出すはずなんですよね。
でも「それなり」止まりで、果たして本人は「良し」としているのでしょうか?
一生懸命、走り込みなどを行っている涌井が「俺は『10勝10敗』くらいでいいや。もう『沢村賞』なんてとれねーし(笑)」なんて思っている訳ないんですよ!!
今の涌井はV字回復の途中なんです!
でも現状は完全にVになっていません!
あと25%ぐらいで完全Vになるので、もうひと踏ん張りです。
ロッテには「石川」というエースがいますが、そんな若者に負けないようにエースを奪還して、残りの25%を達成させましょう!
技術と経験はあるので、達成させるのはさほど難しくないと思っています!!
達成するためには現状の年俸を確認して、見合っているかどうか考えることも必要なので、見ていきましょう!
ロッテ涌井の年俸は成績に見合った額として妥当なのか?
あれ?西武全盛期と同じ額じゃん・・・もらい過ぎじゃね?
2017年度の年俸は「約2憶5000万」です。
過去、一番の年俸額は2011年度の「約2憶5300万」です。
うーん「1憶」でいいかな・・・(汗)
過去にね「沢村賞」「最多賞」を取ったりして、実績のあるピッチャーだとは思うんですよ。
ただ、ロッテに移籍してから、それなりに勝利数はありますがリーグ内の「最多失点」「最多被安打」という負の勲章を獲得していますからね。
そういったのがあると「2憶5000万」が高いかなーって感じです。
プロ野球は実績年数も年俸に関係してくるので、涌井も12年やってますからそこを考慮した金額だと思いますが、やっぱり多い気がします。
あと、プライベートの問題もありますからね(汗)
2回ほどやらかしていますから、またやったら「500万」でいいと思います(笑)
プライベートの件は冗談としても、現状では見合った年俸ではないと「年俸研究部会長」の私は断言します!
さらに「沢村賞管理委員会」に所属している私ですが、涌井は過去の「沢村賞投手」と比べると、どんなもんなんだろうと思いましたので、冷静な分析をしてみました。
ロッテ涌井の成績は過去の沢村賞投手と比べてどうだったんだろう?
「沢村賞投手」というくくりで見ると「そこそこ」という評価です。
ロッテ涌井がなぜ「そこそこ」なのか、同じパ・リーグの沢村賞投手で比較してみたいと思います!
今回はパ・リーグの中でもメジャーに渡った「ダルビッシュ有」「田中将大」「松坂大輔」と比較しました。
で!その比較結果ですが・・・
田中将大 ≧ ダルビッシュ有 > 湧井 > 松坂大輔
と私は評価しました!
まず、田中、ダルビッシュの壁は大きいです。
成績もそうですが、球のノビ、キレなど、残念ながら劣っています。
また、松坂ですが、速球のキレは負けていますが、コントロールの良さと投球の安定感では勝利していると思います。
あと、体の丈夫さですね。
松坂は現在、ケガに苦しんでいます。
その反面、涌井はしっかりローテーションを守っています。
やっぱり、ケガをしたら使えなくなりますから、松坂は「使いづらい」部類になってしまい、結果、試合に多く出れる涌井が優れているのはないでしょうか。
「沢村賞」には体の丈夫さは考慮されていませんが、もし私に沢村賞の選考委員をやらして頂く時期が来ましたら、しっかりと考慮したいと思いますので、涌井には期待してほしいです(笑)
最後に体の丈夫さ以外にも定評がある、涌井に応援メッセージを送りたいと思います!
ロッテ涌井の今後の活躍に期待!
私からロッテ涌井に対して、にじみ出る思いをつづっていきたいと思います。
「年を重ねるごとに球威は落ちてきているので、年に見合った配球の組み立て方に変えてくると、安定感が増すと思います。例をあげると阪神の下柳みたいに。」
「一時期、年俸の額でごねたことがあると思うけど、今のロッテでは『使ってくれてありがとうございます』という気持ちを忘れずに契約更改に臨んでください。」
「これは噂で聞いたんですが、鳩サブレーが好きみたいなんですね。食べるなとはいいませんが、過度な接種は無駄な脂肪に繋がるので、適切な枚数を食べてくださいね。」
「やっぱりね、過去の話とはいえ、二度も女性関係で厳重注意を受けるのはみっともないですよ。今はご結婚されて落ち着いておられるとは思いますが『二度あることは三度ある』なんていいますからね。気を付けてください。」
「もう一度『沢村賞を取れ!』なんて酷なことはいいません。ロッテを優勝に導けるピッチングを期待しています。よろしくお願いします」
以上になります。
この応援を糧にして、完全なるV回復を達成して頂けたら幸いでございます!!
まとめ
最後まで、読んで頂きありがとうございます。
ロッテ涌井は確実に復活に対して歩みを進めております。
むしろ、今までのキャリアを越えてくるかもしれません!
あとは、ね、プライベートの問題なんですが・・・
プライベートについてしつこく言うつもりはないんですが、過去にね、巨人に「二岡」というバッターがおりまして、今後巨人で活躍してくれるだろうと思っていたら女性問題が発覚して、日ハムにトレードに出されましてそのまま現役引退・・・(泣)
将来が有望されている選手でもその辺が雑だと、ダメになるぞ!!
というありがたい警鐘です。
足腰をしっかり鍛えているんですから、その辺もしっかりと鍛えられるはずです(謎)
ロッテ涌井選手の活躍を心から応援しております!