「んー中日は落合監督が辞めてから、あっという間にBクラス常連チームになってしまったけど、落合政権時代の中日はどれだけ強かったんだっけ?」
そうですね、落合博満監督時代は全て「Aクラス」であり、「4度のリーグ優勝」「1度の日本一」に輝いていますね。
「うわっ、すげぇ!!確か、8年ぐらい監督やっていたから・・・半分は優勝させていることになるのか!もう、まさしく名将だね!」
確かに、落合博満は「選手」「監督」としても「超一流」であることを示して、特に監督としては中日に「黄金時代」を築いた名将であると私は思っています!
また、落合博満は監督としては結構クセのある考え方、いわゆる「オレ竜」で、中日を指揮していましたから、選手から見た落合博満監督とはどんな人物だったか気になるところですね。
そして、落合博満はマスコミ嫌いな一面も持っていますから、一体どんな確執があったんでしょう(汗)
では、監督として「チームを勝たせること」を第一に考えてきた落合博満の「監督として」の成績を野球ファンのあなたと一緒に見ていきましょうか!
目次
落合博満の監督の成績は常に上位を維持する中日黄金時代を作り上げた!!
なかなか日本シリーズでは勝利を掴めませんでした!
それでも、8年間で4度のリーグ優勝は本当に素晴らしい結果です!
中日を多くの優勝に導いた、名将落合博満の監督時代を、
- とにかく選手の底上げ!監督1年目から監督4年目
- 有終の美!監督5年目から監督8年目の監督退任
の2つでお伝えします。
まずは、落合博満の監督1年目から4年目までを見ていきましょう!
とにかく選手の底上げ!監督1年目から監督4年目
勝てるようにするには、実力と自信を付けさせるしかない!
2004年、落合博満は中日の監督となり、春季キャンプ初日から「紅白戦」を取り入れる等、常に選手に「緊張感」を持たせました!
また落合博満監督は、6日練習1日休みというスケジュールをとり、練習量もかなり増やしたキャンプとなりました(普通は4日練習1日休み)
結果、落合博満監督は就任1年目で「リーグ優勝」2年目は「2位」3年目は再び「リーグ優勝」と常に高順位を維持出来るチームに変化していきました!
そして、落合博満監督4年目には惜しくも「2位」で終わりますが、クライマックスシリーズにより日本シリーズに進出して、4勝1敗で日本ハムに勝利し、念願の「日本一」を掴むことになりました!!
私は、落合博満監督の指導法を見て「弱いチームこそ、練習を重ねるしかない!」というごくごく当たり前のことなんですが、プロでも当たり前のことをやっていたんだなーと思いました。
まあ、当たり前のことをやるのって野球以外でも、もの凄くキツイんですよね(汗)
例えば仕事をするとか、貯金をするとか・・・(笑)
有終の美!監督5年目から監督8年目の監督退任
日本一には届きませんでしたが、素晴らしい成績でした!
落合博満監督の5年目は「3位」に終わってしまい、高い水準での「自己最低」の結果となってしまいました・・・
しかし6年目には「2位」7年目は「リーグ優勝」と、落合博満監督はチーム成績をV字回復させることに成功しました!
そして8年目は「チーム打率(.228)」「チーム得点(419)」といずれも「リーグ最下位」を記録しながらも「リーグ優勝」を果たしますが、日本シリーズではソフトバンクに惜しくも「3勝4敗」で敗れてしまいます・・・
それでも、日本シリーズ最終戦の福岡ドームには多くの中日ファンが残り、落合博満監督に「8年間ありがとう!」と言葉を送ったのでした(泣)
うん、落合博満監督は、それだけファンからねぎらいの言葉をもらっても、全然お釣りが返ってくる8年間だったと私は思っています。
これだけの成績を残した中日の監督は「落合博満」ただ一人でしょう!
落合博満に高い要求をするのであれば「何故、日本シリーズで勝てないの?」という部分になりますかね・・・
5度の日本シリーズで日本一は1回だけなので、落合博満監督の弱点は「短期決戦」になると私は思います。
落合博満は「俺は数学が好き」と言っていたので、短期決戦の場合だと「落合博満コンピュータ」が正しい答えを導き出すのには、試合数が足りなかったのでしょう・・・
でも、4度のリーグ優勝は本当に凄いですから、日本シリーズで勝てないからといって、落合博満の評価が下がることは少なくとも私の中では発生しない事象です。
そんな野球ファンの大多数が尊敬する存在である落合博満の「オレ竜」とは、実際にはどんな内容だったのか気になりますよね!?
気になるのであれば次の項を見た方が、今後の人生の視野が広がるかもしれませんよ!
落合博満の監督としての手腕はどこが凄いのか!?オレ竜の中身に迫る!!
落合博満にしか出来ないのがオレ竜なのです!
落合博満は監督引退後「オレ竜とは?」という質問に対して、
「これっていうものはないと思う」
という発言をしていました。
落合博満にとって「オレ竜」というのは決して「特別」なものでは無く「監督としての必要最低限の考え」だったと私は思っています!
また、落合博満は監督という仕事に対して、
「身内から嫌われるのが監督という仕事なのだと思う」
と言っていましたから「チームが勝つ為には選手にとっての鬼になる!」という意志表示ではないかと私は感じ取りました!
つまり「厳しく指導して、厳しく采配する」という単純なことが落合博満の監督理論ではないでしょうか?
・・・これって別に何にも深みの無い、指導者としての「当たり前」の振る舞いですよね?
でもこの「当たり前」の指導法が大人である「プロ野球選手」にはもの凄くキツくて「俺たちはプロだぜ?もう辛い練習なんてしたくねーよ!!」と言いたくなる気持ちは非常にわかります(汗)
しかし「当たり前」をやっている張本人が「落合博満」だったら「まあ、落合さんが言うんだったらやってみますか・・・」という流れになるんじゃないかなーと私は思いました。
ある意味「落合博満」というブランドで、選手をおどしているように見えますが、こうでもしないと中日は優勝出来るようなチームではなかったと感じ取れますよね。
「文句があるなら俺の成績を超えてみろ!」
と落合博満から言われて、一生懸命野球と向き合った選手が多かったからこそ、落合時代の中日は「常勝軍団」になれたのでしょう!
そんな常勝軍団の長(おさ)だった落合博満ですが、野球そのものに対する考え方はどうだったんでしょうかね?
実は、意外だった答えを私と一緒に見てきましょう!
落合博満の野球に対する考えは果たして全うなのか!?
言葉か、行動か・・・答えはどっちなのでしょうか?
これは2007年の日本シリーズ、日本ハム対中日の第5戦での出来事です。
中日はここまでの成績を「3勝1敗」としており、日本一に王手がかかった大事な試合だったのです。
いざ試合が始まると、中日は日本ハムから辛うじて「1点」を取り、中日の先発「山井大介」は8回までに無失点無四球の「完全試合」状態を維持していたのです。
ここで「日本シリーズ初の完全試合投手誕生」となるか、球場はざわついていたのですが、落合博満監督は9回に抑えのエース「岩瀬仁紀」を登板させ、9回も0点に抑えて中日は日本一を獲得しました。
この落合博満監督の采配は「賛否両論」となり「よくぞ決断した」「山井のチャンスを潰した」などと意見が飛び交う結果となりました。
ここで野球ファンのあなたに質問ですが、この落合博満監督の采配に対してどう思いますか?
私は「監督として当然の判断をした」と思いました。
監督が、日本シリーズという貴重な試合の中で「日本一」または「選手の記録」どちらを優先するかというと、確実に「日本一」なんですよね。
この上記の判断は「もの凄く、のどが渇いている状態で飲みたい物は?」「水」または「バリウム」と聞かれ「水」と答えるぐらい明白なモノだと私は思っています!
だから私は「何故ここで批判が出るのか?」「そんなに落合博満が嫌いなのか?」と思ってしまうぐらい、賛成派です!!
・・・しかし、落合博満が野球に対して「あくまでも仕事」という考えがあってこその「反対派」だと思いました(汗)
「ビジネスライクに野球をやっている奴が、大したこと語ってんじゃねーよ!!」という層は野球ファン及びプロ野球OB含めて結構いることでしょう・・・
でも本当に落合博満は仕事として野球に向き合っていたことが「本音」だったのかどうかは、これまでの落合博満の「実績」を見れば伝わるだろうなーと私は思いました!
本音をなかなか語ってくれない落合博満ですが、それはマスコミのインタビューでも本音は語ってくれず、非常に冷たい態度を取っていました。
何故、そんな態度をとってしまうんだ落合博満!?と問いかけをするあなたに「落合の本音」をお届けしましょう・・・
落合博満がマスコミのインタビューが嫌いな理由は落合らしい内容だった!!
マスコミが野球について「無知」だからインタビューが嫌い!
これは、とあるテレビ番組の「野村克也と落合博満」の対談で、野村が「もっとマスコミにサービスしなさいよ」と落合に問いかけると、
「だって記者連中、野球を理解しようとしないもん」
と落合博満が答えを返してきたのです(笑)
要は、マスコミが「独自の解釈」であること無いこと書きまくるから、落合博満は嫌気が指したんでしょうね・・・
私はマスコミの記事づくりは「醤油ラーメン」を「カレーラーメン」に変えるぐらい脚色すると思っています(笑)
でも、野球もスポーツ誌あっての「商売」ですから、あまり犬猿の仲になってもダメなような気がするんですけど「俺は我慢できない」という「オレ竜」が炸裂してしまったのでしょう(爆発)
これに関しては、あまり落合博満を擁護することは出来ないかなーと思っていますし、親会社も「中日新聞」というマスコミですから、ある意味「会社批判」みたいなところも含まれているような気がします・・・
遠まわしの会社批判のせいかどうかわかりませんが、落合博満が監督を退任する8年目のとある巨人戦で中日が負けた時に「ガッツポーズをした中日球団幹部」がいるみたいです(驚)
負けを重ねて、さっさと落合博満に監督をやめてほしかったんですね、酷い話です・・・
でも、身内にまで敵を作って、中日を勝てるチームに育て上げた落合博満の功績に対して、球団幹部は「尊敬の意」を表す必要があると私は思いました。
では、最後に落合博満の「尊敬出来る名言集」に触れてみましょう!!
落合博満の名言に触れ言葉から知る落合博満をここに宣言!!
この名言は全て「本音」であることを願いたいです・・・!
では、私が厳選した、落合博満の至極の名言をあなたにお届けします・・・
- 一番いけないのは、やる前から打たれたらどうしようと考えること。
- いいんじゃない、うんと苦しめば。そんな簡単な世界じゃないよ。
- 志の低い人間は、それよりさらに低い実績しか挙げられない。
- 言われたことだけやっているのは楽。それはどんな世界でも同じで、一生懸命やっていますと力説してもやっているんだったら結果を出してもらわなくては困る。そこに気付いているのかな。
- 記録はファンにとっても、過去の記憶と今をつなぐ貴重な数字。選手にとっては一つの勲章なんだ。
ん~どれも身に染みますね、落合博満が言うから余計に染みます。
特に「言われたことだけやっているのは楽。」という言葉は社会人の方には染みたんじゃないですかね?
そうですよね、それだけやっていれば「お金」貰えるんですから。
ただ、気付いて欲しいのは「指示を受けてどうするか?」「指示を受けるにはどうするか?」を考えると、仕事に対する視野が広がるかもしれませんね・・・
でも「やりたくない仕事」に対しては、上記の考えは思いつきませんから、私は無理してそういった仕事はやる必要がないんじゃないのかなーと思いました。
コンビニの店員だろうが、ソフトバンクの社長だろうが「信念」を持って、仕事に取り組んで欲しいですよね。
私も「信念」を持ってブログを書いていますので・・・
是非、他の記事も読んでください!!!!!
落合博満の監督の成績も凄い!野球に対する情熱を選手に与え続けたオレ竜!のまとめ
最後まで読んで頂きありがとうございます。
今回は落合博満の監督としての球史を辿っていきましたが、監督でも「スーパースター」であることには変わりありませんでしたね(汗)
また、チームを勝たせるにはどうするか?という点でも、自分の信念を変えずに「我道」を突き進み、且つ結果を出すことが出来たんですから、落合博満は「天性の野球人」なんでしょう(後光)
落合博満にとって野球は「あくまで仕事」らしいですが、私は仕事以上の何かを感じとることが出来ました!!
今後も落合博満氏が野球に対して何か貢献してくれることを私は大いに期待していますよ!!
落合博満の現役の成績は凄すぎ!!伝説の三冠王は有言実行が出来る天才だ!