「今の巨人を見て、長嶋茂雄はどう思っているのかなー『俺が居た頃の巨人とは大違いだぜ』と思っているだろうなぁ。あと、今の巨人の若手選手が長嶋茂雄の現役時代の活躍をちゃんと知っているの?」
そうですね・・・残念ながら、結構知らないんじゃないでしょうか・・・(泣)
長嶋茂雄は現役時代に「王貞治」と並んで「ON砲」を呼ばれ、巨人V9時代には大きく貢献し、直感的な打撃により数多くのタイトルを獲得している球界の大打者です!
また、話題となった数多くの発言や逸話、長嶋茂雄を無くして野球は語りつくせないぐらい「野球ファン全員」から愛されている野球選手なのです!!
「うん、そうだよな、長嶋茂雄が嫌いな人はただの『アンチ巨人』だけだよな。長嶋茂雄が居たからこそ、プロ野球ってのは今でも日本の国民的スポーツだと思うなぁ・・・」
確かに長嶋茂雄の存在はデカいですね、成績の数字だけではなかなか評価できない所があります!
しかし、長嶋茂雄が人気だけの選手ではないことはご存知だと思いますので、まずは、長嶋茂雄の現役時代を振り返って、成績と人気が伴っているところを見ていきましょう!
長嶋茂雄が現役時代にスーパースターだったのは、超一流の野球選手だったからです!!
目次
長嶋茂雄の成績は巨人V9には絶対に必要だった天才的打撃術!!
「並みの打者なら1割もおぼつかないフォーム。」
で、通算打率「.305」の長嶋茂雄の球史を、
- 1年目からすでに伝説級!プロ1年目から10年目
- 晩年でもタイトルは獲れる!プロ11年目から17年目の現役引退
まずは、長嶋茂雄のプロ1年目から見ていきましょうか!
1年目からすでに伝説級!プロ1年目から10年目
1年目からトリプルスリー「山田哲人」に匹敵する成績でした!
長嶋茂雄のプロ1年目(1958年)は「打率.305、29本、92打点」と新人とは思えない成績を残し、また盗塁数が「37」となっていたことから、あと1本塁打で「トリプルスリー」という成績だったのです!
しかもこの1本については、同年の9月19日の広島戦でホームランを打ち「一塁の踏み忘れ」が無ければ、トリプルスリーを達成出来ていたんです!(実際の結果はピッチャーゴロ)
1年目から期待以上の活躍をした長嶋茂雄は、10年目(1967年)までに「首位打者5回」「本塁打王2回」「打点王2回」「1年目から6年目まで連続で最多安打6回」などを記録し、文句のない活躍ぶりでした!!
うーん、凄いですね、長嶋茂雄の1年目と言えば「4打席連続三振」ばかり世間ではピックアップされていましたが、「準トリプルスリー」の成績の方が私は凄いと思いました!
あの「松井秀喜」でも新人時代はこんなに打っていなかったですから、巨人の歴代の新人を見ても長嶋茂雄が一番優秀だったのでしょう。
10年目の成績は「打率.283、19本、77打点」とやや下降気味でしたが、果たして長嶋茂雄の快進撃はここで止まってしまうのでしょうか!?
晩年でもタイトルは獲れる!プロ11年目から17年目の現役引退
多くのタイトルを獲得し、V9時代の大きな力となりました!
長嶋茂雄のプロ11年目(1968年)には既に巨人のV9時代に突入しており、V4がかかった同シーズンに「125打点」の「打点王」獲得し、合わせてV4達成にも大きく貢献しました。
その後、長嶋茂雄はプロ12年目(1969年)13年目(1970年)と連続で「打点王」を獲得し、まだまだ衰えることなく、巨人の主軸打者として打ちまくっていました!
そしてプロ14年目(1971年)に「打率.320、34本、86打点」で「首位打者」を獲得し、新人時代を彷彿させるような成績を残したのです!!
しかし、長嶋茂雄のピークは14年目となり、プロ17年目(1974年)には「打率.244、15本、55打点」の成績となり、同時に巨人は「2位」に終わり「V10」の夢は途絶え、長嶋茂雄は「現役引退」となりました・・・
この長嶋茂雄の引退は「中日の優勝」がかすんでしまうぐらい、衝撃的なものだったらしく、
「我が巨人軍は永久に不滅です!」
という長嶋茂雄の引退スピーチは「SMAP解散」以上に印象深いと私は思っています!
他にも「長嶋を譲って欲しい。2年間でいい。」とメジャーの「ドジャースのオーナー」から打診されたり「バットを持たずに打席に入ったり」など・・・
まだまだエピソードがたんまりあったのですが、泣く泣く割愛しました(号泣)
ただ、エピソードを割愛した分、次は長嶋茂雄の打撃について私の独自見解を展開していきますので、ご期待ください!!
長嶋茂雄の成績は計算不能だったからこそ球史に名を刻んだ!!
「来た球を打てる天才」と評された長嶋茂雄の打撃の真髄をここに!
長嶋茂雄は、往年の名選手(特に投手)たちから「計算できないバッター」と言われてきました。
これは、投手目線での長嶋茂雄は「投球のセオリーが効かない」「ボール球でも打ってしまう」、その一方で「何故この球はヒットに出来なかったのか?」と良くも悪くも疑問が残ってしまうということだったんでしょう。
長嶋茂雄は「感覚」を第一に打席に臨んでいたのではないかと私は見ています!
長嶋茂雄の打撃理論は・・・
「バッティングの9割はタイミング、他は芯で捉えること。」
だったらしいのです・・・
要は、打撃フォームは適当でもいいので、とにかく「バットをボールに当ててヒットになればいい」という単純な考えだったに間違いありません!!
また、長嶋茂雄は「川上哲治」監督から「今日のミーティングのレポートを出しなさい」と言われて、レポートの内容が「大変よく分かりました。」の一文だけだったらしいのです(少)
つまり長嶋茂雄には、監督からのアドバイスやレベルスイングやアッパースイングなどの技術理論はただの「たわごと」であり、
「来た球は全部ヒットにしてやる!!」
という意気込みだけで、歴代9位の「通算安打数(2471本)」を記録したのでしょう!
私は「野球以外は何もできない」と心配になってしまうぐらいの「超野球特化人間、長嶋茂雄」だと思いました(笑)
私も中学時代に「とりあえず斜めに振れ」と言われて、急激に打率が上がりましたから、「野球って意外と簡単だなー」と天才ぶってた時期もありました(笑)
ただ、長嶋茂雄は私のようなエセ天才とはまっったく違う存在なので、守備でも天才的だったのはご存知でしょうか?
長嶋茂雄が最強の三塁手であるかどうか、その真実を見ていきましょうか!
長嶋茂雄の守備は三塁手の名手と呼ばれる選手だった!!
三塁手のエンターテイナーだったのです!
長嶋茂雄の守備と言えば「エラーしている場面」がよくテレビで映っていたと私は記憶しています。
しかし、長嶋茂雄の守備力を数字で見ると、
「試合数2172」「刺殺1767」「捕殺5325」「併殺434」と、三塁手で「全て」歴代1位を記録していたのです!!
また、長嶋茂雄の守備率は「.965」と三塁手で歴代2位を記録しているので、エラーなんか滅多にしない選手なのです!!
・・・ただ、数字上は素晴らしいのですが、実際の守備は「遊撃手の守備範囲まで取りに来る」「フライは取りに行かない」など「独自の守備理論」があったらしいです(汗)
長嶋茂雄いわく「ファンと一体になれる守備のほうが好きだった」と発言しているので、守備ではファンに「魅せるプレイ」を心掛けていたと私は断定します!
この考えは「チームプレイ」からズレるところがありますよね(笑)
でも、長嶋茂雄だからこそ出来た「特権」だったのでしょう(汗)
長嶋茂雄の守備は、魅力がある人間にだけ許されたプレイだと私は思いました。
守備ではやんちゃだった長嶋茂雄ですが、それ以上に数々の逸話が山ほど残っているのです!
今回は長嶋ファンのあなたでも納得するような「逸話」を厳選しましたので、心の底から堪能していってください!!
長嶋茂雄の逸話はいつ見ても日本一だ!!
伝説の選手は伝説しか残しませんね・・・
では、素晴らしい逸話は以下の通りになります。
- ビートたけしをゴルフに誘っておいて、当日ゴルフ場でたけしと出会うと「あータケちゃんも今日ゴルフ?」
- 麻雀はとても弱く、300万円負けたらしい。
- セカンドまでゴロを取りに行ったことが2回ある。
- 亜希子夫人と初デートの時に朝5時に起きてデートコースを全部掃除した。
- 犬の散歩に行くといつも迷子になって、犬だけ帰ってきた。
あくまでも「逸話」ですから、信ぴょう性はお察しということで(笑)
ただ、ゴルフの話はビートたけしがテレビで何度か話をしていたのを観たことがあるので、ほぼ本当でしょう(汗)
あと、犬の散歩についてですが、これはちょっと色々と酷いですねぇ(笑)
長嶋茂雄が犬の存在を忘れて、自分だけどこかに行ってしまった、ということでしょうか(汗)
住み慣れた家までの道のりを迷子になるのは、ちょっとなぁ・・・
また、麻雀の300万円はプロ野球選手にしてみたら、私たち平民の「3万円」みたいなもんですからね、ただの「勉強代」ですよ(高)
と、まだまだ沢山ある長嶋茂雄の逸話ですが、今度は逸話だけで1記事書いてみたいなーと思いました(笑)
・・・では、最後の締めとして「長嶋語録」を堪能していただきましょうか!!
おまたせしました!長嶋茂雄の語録の面白い所だけを厳選しました!!
この発言は後世に語り継いでいかないとダメですね(笑)
では、伝説レベルの長嶋語録で笑顔作ってください!!
- せんだみつおが酒気帯び運転をして「せんだクン、大変だったね。大丈夫?死刑にならない?死刑に」と気をつかう。
- 現役時代キャンプでアメリカへ行き「こっちの子は英語がうまいなあ」「こっちは、外車ばかりだねえ。さすがアメリカだ」
- 「バッターの心構えは3つ、集中力と小さい事に気を配る事です。」
- 「アメリカの首都?シカゴに決まってるじゃないですか。」
- 妻とのデートをマスコミに追い回され「いいかげんにしてよ。僕にだってデモクラシーがあるんだ!」
全体的に「勘違い」が多いんですね、長嶋茂雄は・・・(笑)
大学時代からメジャーの練習法を取り入れていたと聞いてましたから「独学」で英語も勉強したんでしょうね、たぶん・・・
ただ、アメリカについてはほとんど興味がなかったんですね・・・シカゴはなぁ・・・
で。長嶋語録のせいで「デモクラシー」の意味を私は調べてみたんですけど、
「民主主義」
なので「僕にだって民主主義があるんだ!」という長嶋茂雄の発言は、ある意味「日本社会の代弁者」として捉えることが出来ましたねぇ(むりやり)
日本が民主主義だったからこそ、長嶋茂雄の発言は現在でも語り継がれていたのでしょう(謎)
長嶋茂雄の現役の成績が凄い!計算不能な打撃センスと長嶋語録を徹底分析!のまとめ
最後まで読んで頂きありがとうございます。
長嶋茂雄の成績は「天性の技術と勘」で積み上げた「天才のお話」だったんですね。
しかし、天才と呼ばれながら爆笑必至の逸話と語録が残っていますので、そのギャップが多くの野球ファンの心を鷲掴みにしていると私は思っています!
これだけ実力とキャラクター性が凄い選手は、他にはいないんじゃないでしょうか?
そういった選手が出てくるとプロ野球人気がもう一つ伸びてくると私は見ていますので、第ニの長嶋茂雄が誕生するまで長生きしたいですね!!