「2017年で上原浩治がメジャーに行って9年目になるけど、まだメジャーで活躍しているもんなぁ・・・もう42歳だぜ!?イチローも凄いけど、上原浩治も同じぐらいスゲェよ!」
私も上原浩治がメジャーでここまで活躍するとは予想出来ませんでしたね・・・
本当に自分の目が節穴だったことを痛感します(右0.05)
でも節穴な私にも、上原浩治のメジャーでの素晴らしい活躍を見出すことが出来たので、野球ファンのあなたにも、その素晴らしさをお伝えしていきますよ!
「うーん、今回は別にいいんじゃない?毎回色々教えてもらっているからさ、今回はオレがWikipediaとか見て上原浩治に対する見聞を勝手に深めるから。」
いやややっ!?Wikiだけでは上原浩治の活躍は全て伝わってこないと思いますよ!!
やっぱり、私という「フィルター」を通してもらって、上原浩治の魅力を知ってもらった方がいいと思います!
スイカに塩かけて食べた方が美味しいでしょ!?つまり私が「塩」ということです!!
ソルト的な私が今回お伝えすることは「メジャーでの成績」「速球の秘密」「上原浩治の10こと」などになりますので、まあ、期待してください(汗)
では、40過ぎても活躍中である上原浩治のメジャーでの「闘魂」を見ていきましょう!!
目次
上原浩治のメジャーでの成績は先発以外でも実力を発揮することが出来た!
「先発が一番」だった上原浩治が、リリーフと向き合えたことが成功の秘訣!
己の野球哲学に「決断」を下した上原浩治のメジャー時代を、
- 先発との決別!メジャー1年目から4年目
- レッドソックスでの活躍!メジャー5年目から8年目
の2つでお伝えします。
まずは、上原浩治のメジャー1年目から見てください!
先発との決別!メジャー1年目から4年目
2年目から上原浩治のリリーフ伝説が始まりました!
上原浩治は、2009年に「ボルチモア・オリオールズ」と1000万ドル+出来高600万ドル(出来高込みで約14億5600万円)で2年契約を交わしました!
上原浩治はプロ野球での不調な成績を引きずったままメジャー1年目を迎えますが「右ひじのケガ」により12試合の出場で「2勝4敗、防御率4.00」と褒められる成績ではありませんでした・・・
2年目から「リリーフ投手」へ転向しますが、これが功を奏し「43試合、13セーブ、6ホールド、防御率2.86」を記録し「中継ぎ」と「抑え」で上原浩治は存在感を見せ付けました!
3年目は「オリオールズとの契約延長」「同年7月にレンジャースへ移籍」などがあり、慌ただしいシーズンでしたが「66試合、3敗、22ホールド、防御率2.35」と上原浩治は中継ぎ投手として役目を果たしました!
そして4年目はケガにより出遅れてしまいましたが、それでも上原浩治は「37試合、7ホールド、防御率1.75」と安定した数値を残すことが出来たのです!
若干ケガが多い感じですが、それを差し引いても上原浩治は「リリーフ投手」として、メジャーデビューを飾れたのではないかと私は思っています。
メジャー4年目(2012年)で37歳となっていた上原浩治は、これからも加齢に負けることなく進んでいくことが出来るのでしょうか・・・
レッドソックスでの活躍!メジャー5年目から8年目
上原浩治の力投は続きます!!
メジャー5年目(2013年)から「ボストン・レッドソックス」に移籍し、上原浩治は「クラブハウスに温水便座があったことが良かった」と言っており、温水便座が移籍の決め手となりました!!(笑)
温水便座のおかげで上原浩治は「73試合、1敗、21セーブ、13ホールド、防御率1.03」と38歳とは思えない成績を叩き出し、チームの「ワールドシリーズ制覇」にも大きく貢献しました!!
6年目は「抑え」に定着し「64試合、5敗、26セーブ、防御率2.52」7年目には「43試合、4敗、25セーブ、防御率2.23」と両年で負けが目立ちますが、防御率が安定していたので、抑えとしては「なんとか合格」だと私は思いました。
そして8年目の上原浩治は、7年目に起きたケガの影響により「中継ぎ」に転向となり「50試合、3敗、7セーブ、18ホールド、防御率3.45」の成績で、レッドソックスから退団することとなりました(悲)
上原浩治は、メジャー5年目がピークだったのでしょう。
それ以降は負けが目立ち、リリーフ失敗が続いてしまいましたが、2年間上原浩治を抑えとして起用していたので、チーム内の信頼は勝ち取っていたと私は予想しています。
レッドソックスを退団した際の年齢は41歳なので、メジャー続行は難しいと私は思っていましたが、2017年からは「シカコ・カブス」でリリーフ投手として活躍しているのです!
リリーフ投手という酷使されやすい起用法の中で、上原浩治は「鉄人」のように活躍していたのですね・・・
金本知憲の監督としての成績を厳しく採点!鉄人と虎を足したら強くなるはず!
上原浩治のメジャー8年間の成績を総括しますと「年齢以上のクオリティなのであっぱれ!!」と、張本勲のかわりに言っておきますね(本人は言わなそうですが・・・)
でも、やっぱりちょくちょくケガしていますからね、体にはガタが来ているのでしょう・・・
「老体に鞭を打つ」という表現はまだ早いと思う上原浩治ですが、なんかメジャーに来てから「速球が速くなった」と思いませんか?
そうですよね、そう思いますよね、わかりました!!
次は上原浩治の「速球の秘密」に迫っていきますよ!!
上原浩治のメジャーでの成績は幻惑な速球のおかげで保たれている!!
数字以上の威力を十分に発揮しています!!
私は上原浩治がメジャーに行ってから速球が速くなったと思い「きっと150km/h以上は出てるだろうな!」と予想していたのですが、実際は「140km/h前半」の速球だったのです(驚)
では、なぜこんな打ちやすい速度の速球で、上原浩治はメジャーの怪物打者から三振を取り続けているのでしょうか?
実は「球の出所が分かりづらい」というのが、数値以上の速球を投げれている最大の理由なのです!
上原浩治は球を投げるまでの動作が短く、しかも「腕の振り」が速いため、打者はリリースポイントを見極めづらくなっています。
つまり、上原浩治から速球が放たれる時はすでに「普通の投手より、ボールが打者に近づいてきている」状態なので、速球が速く見えるという仕組みなのです!!
この上原浩治の投法は「星野伸之」に通じるところがありますよね!
星野伸之の成績はストレートが武器!遅いのに速い?不思議な球は魅力的!!
また、上原浩治の速球はとてもスピンが効いており、打者の手前でホップするような軌道を辿っており、非常にノビがある速球なのです!
結果「星野伸之のような『出所が分かりづらい投球』に、全盛期の藤川球児に近い『ノビのある速球』」を組み合わせているから、メジャーでも通用する速球なんだ!!
と私は思っています!!
まあ、全盛期の藤川球児は言い過ぎかもしれませんが、上原浩治の速球のノビは現在の藤川球児以上であることは確かです!!
あと、ノビがある速球を投げられる理由の一つとして「全身を使った躍動感溢れる投球フォーム」も関係しているかもしれません・・・
でも、一番の理由は上原浩治が「全身全霊」を込めてボールを投げていることが「決め手」だと私は思っていますよ!!(精神論)
と、気合十分な投球を披露していた上原浩治ですが、実は「フライボールピッチャー」なんて呼ばれていたことはご存知でしょうか?
では、フライボールピッチャーとして、上原浩治がどのように変化していったのか見ていきましょう!
上原浩治はメジャーでフライボールピッチャーとしての進化に成功した!?
克服は一時的であり、一発病とは長い付き合いかもしれません・・・
上原浩治は、フライを打たせる投手、いわゆるフライボールピッチャーとして有名であり、それは「被本塁打」の多さに表れています・・・
これは、プロ野球時代の成績ですが、上原浩治の被本塁打率(投球回数÷被本塁打×9)を求めてみますと「約1.06」という数字であり、ほぼメジャー平均の「1.00」と同じ率なのです(普通)
でも、あくまでプロ野球時代の成績なので、2016年までのメジャーの成績で被本塁打率をはじき出してみますと「約1.09」と、プロ野球時代とあまり変わりません。
ただ、上原浩治のメジャーの成績はほとんどが「リリーフ投手」の成績なので、先発と同じような被本塁打率は「多い」ような気がしました・・・
まあ「メジャーだからしょうがない」という見方もありますが、果たして上原浩治はプロ野球時代からネックとなっていた「一発病(本塁打を打たれやすい)」を本当に克服することは出来たのでしょうか?
実は、克服出来ていたシーズンもあり、私が上原浩治のピークと思っていた2013年の成績で、被本塁打率を求めてみますと「約0.61」と、大幅に本塁打数を減らしていたのです!!
つまり、上原浩治はフライボールピッチャーとして、2013年には被本塁打率を減らしましたが、それ以降は「再び被本塁打率が課題となっている」というのが現状ではないでしょうか!?
ただ、被本塁打率が平均より高いからといって、上原浩治が使えないと思っているメジャー関係者はいないと私は見ています。
上原浩治は「フライボールピッチャーの宿命」として「一発病」と共に生きていくしかないでしょう・・・(さだめ)
・・・上原浩治の弱点をお伝えしましたが、話を切り替えて上原浩治の良い所を見ていきましょう(汗)
レッドソックスに4年間いた訳ですが、その間に上原浩治の「10のこと」が出来上がっていたので、野球ファンのあなたと一緒に上原浩治の「10の魅力」に迫っていきましょう!!
上原浩治はメジャーのレッドソックスを「10のこと」で盛り上げていた!!
どれが好みなのかはあなた次第です・・・(笑)
では早速、上原浩治の「10のこと」を見てください!!
1.彼はハイタッチを愛している。
2.彼のもみあげは最高。
3.彼の名前と日本国旗入りのグローブは、悪い奴らに禁止された。
4.彼は勝利を決めた後、アリ・ゴールドのような抱擁をする。
5.彼はガッツポーズの宝庫。
6.彼の投げ終わった姿は、一球一球がドラマのクライマックスシーンのようだ。
7.彼は人助けに幸せを覚える。これがリリーフピッチャーの本質だ。
8.彼の顔は感情を正確に表す。
9.彼の熱意は感染する。
10.彼は勝利に対して本当にエキサイティングする。そして、一日も経てば、彼はチームメイトにふさわしいタイプに思えてくる。
では、質問ですがあなたは上記10個の中で、どの上原浩治が「愛らしい」と思いましたか!?
私は、圧倒的に2番の「彼のもみあげは最高」ですね!!
この頃の上原浩治は「自分の方向性がわからなくなって」と言ってしまうぐらい、迷走していたらしいです(笑)
そんな迷走時代の上原浩治のイメージですが・・・
また、9番の「彼の熱意は感染する。」も上原浩治の存在がレッドソックスに必要だったことを示しているのではないでしょうか!!
メジャーでもしっかりと愛されていた上原浩治ですが、その愛の「お礼」に見合った行動をしていたのです!!
それは、上原浩治のブログで、自分の投球内容を掲載していたことです!!
上原浩治は自身のブログでリリーフの大切さを説いていた!!
中継ぎをバカにすんな!!ってことです。
上原浩治が自分の投球内容を掲載するようになった経緯は、2013年のWBCにさかのぼります・・・
WBCで不調だった「田中将大」が「中継ぎ」に転向し、そのことがマスコミにとっては「田中将大!不調による降格!!」という見出しのキッカケとなってしまいました(悲)
この見出しに対して上原浩治は、
「中継ぎをバカにするなよ。野球を知らない奴が、記事を書くなって思うのは俺だけ??」
すでに中継ぎ投手として大成していた上原浩治は「中継ぎ」をリスペクトしていたからこそ、マスコミにケンカを売るような発言をしたのです!
これにより「中継ぎが仕事を果たした時の記事の扱いが小さいから、自分で発信する!」ということを決心した上原浩治は、自身のブログで自分の投球内容を記載するようになりました!!
私がこの一連の騒動で、上原浩治の何を評価したいかと言うと、
「自分では無く、他の選手の批判で自ら行動を起こしたこと!」
を大いに評価したいです!!
他人の事で「熱くなれる」上原浩治のような人は、これからの日本に「重要な人材」だなーと私は思いました。
なんせ「クールジャパン(冷たい日本人)」なんて言われていますからね(笑)
上原浩治のメジャーの成績は衰え知らず!四十過ぎても投げ続ける男の闘魂!のまとめ
最後まで読んで頂きありがとうございます。
上原浩治のメジャーでの活躍を見てきましたが、まさしく「ベテランのなせる技」なのかなーと私は思いました。
また、メジャーの打者が次々と三振してしまうあの速球は「50歳まで上原浩治はやれるぞ!!」と言っているようにも私には聞こえました!!(幻聴)
この調子だと、プロ野球に戻ってきてプレイすることは「ほぼ皆無」だと思いますが、暇が出来たらでいいので、上原浩治は巨人に「救いの手」を差し伸べてやってください!!
そして、高橋由伸監督に笑顔を与えてやってください!!