「いやー今はなき近鉄バファローズといったら、ローズの存在は大きかったよ。ブライアントもホームランが凄かったけど、ローズはそれ以上に打ちまくったもんな!」

近鉄ローズと言えば、数多くのホームランを打った助っ人外国人選手として知られていますよね。

特に注目すべきところは「シーズン55本」を打ち、ローズが当時のシーズン記録1位保持者「王貞治」に並んだことではないでしょうか!

また、ローズ独自の打撃フォームを真似した野球部の小中高学生も、沢山いるんじゃないかと私は思っています(笑)

「あーあのバットを犬のしっぽみたいにブンブン振るやつね。俺も真似してみたんだけど、なんか打つことに集中出来なくて、フォームの習得は挫折したなぁ・・・」

そうですね、ローズの打撃フォームの真似をする時間があったら、走り込みでもやった方が役立ちます、と私からアドバイスしますよ(笑)

そんな唯一無二のフォームを持つローズですが、現在も「野球選手」として色々とやっているようで・・・実際に活躍しているのか気になりますね!

ローズは現役時代に近鉄などの球団で活躍してきた男ですから、まだ野球を続けていたなんて、本当にタフな野郎だと私はびっくらこいてしまいました(汗)

・・・では、タフガイローズの素晴らしい成績を、無類のホームラン好きのあなたと一緒に見ていきましょうか!

近鉄ローズの成績はホームランによってチームを勝利に導いた!!

外国人選手で通算「450本」以上打ったのはローズのみです!!

破竹の勢いでホームランを稼ぎまくったローズのプロ野球時代を、

  • 近鉄に黒船が来た!プロ1年目からプロ8年目
  • 巨人では使いこなせなかった・・・プロ9年目から巨人退団のプロ10年目
  • メジャーからオリックスへ凱旋!プロ11年目から退団のプロ13年目

の3つでお伝えします。

まずは、近鉄時代のローズから見ていきましょう。

近鉄に黒船が来た!プロ1年目からプロ8年目

まさに近鉄にとっては文字通りの「助っ人」選手でした!!

近鉄時代のローズですが「本塁打王3回」「打点王2回」を獲得しており、8年間の通算ホームラン数は「288本」と規格外の長打力を誇っていました!

また、プロ6年目(2001年)にローズは「シーズン55本塁打達成」という「王貞治」に並ぶ偉業を達成し、数多(あまた)のプロ野球ファンと私の注目の的になりました!!!

この勢いで、引退まで近鉄に居てくれるのかとローズには期待していたのですが、プロ8年目(2003年)終了後、高年俸がネックとなりお金がいっぱいある巨人へ移籍してしまうのでした・・・

近鉄にお金さえあればオリックスと合併することなく、ローズも放出することも無かったんだと思いました(金欠バファローズ)

でも、ローズは近鉄というBクラス常連のチームにいたからこそ、自分の力で「近鉄をタスケルヨ!」という優しさが力になり、シーズン55本を達成出来たのではないかと私は確信しています!

巨人では使いこなせなかった・・・プロ9年目から巨人退団のプロ10年目

ローズに紳士は向いていませんでした・・・

プロ9年目(2004年)に巨人に移籍したローズですが「打率.287、45本、99打点」という成績を残し、巨人でも圧倒的長打力を見せ付けました!

しかし、翌年のプロ10年目(2005年)の4月26日のヤクルト戦で「外野での緩慢(てきとー)なプレー」をコーチから指摘され、それに激怒したローズはコーチと口論になり、巨人首脳陣の間に溝が入ってしまいました・・・

そして、同年の8月9日に「右肩の手術」でチームを離れ、規定打数未満の「打率.240、27本、打点70」という年俸「約5億5000万円」に不釣り合いな成績だったので、ローズは巨人をクビにされました(無念)

うーん、巨人時代のローズを観ていた私から言わせてもらうと、ローズに適した環境ではなかったように見えました。

巨人は「常に紳士たれ」のモットーがあり、近鉄は「中村紀洋が金髪にしても特に問題無し」のチームでしたから、ローズにとって非常に肩身が狭かったのではないでしょうか。

巨人は「日本のプロ野球に順応されすぎ」の外国人選手じゃないと成功しない場所だと私は思っているので、ローズは球団の選択を誤ってしまいましたね・・・(悲)

メジャーからオリックスへ凱旋!プロ11年目から退団のプロ13年目

実力に衰えは感じなかったが、やはり高齢と高年俸がネックになりました・・・

巨人退団後のローズは、一旦はメジャーを目指しますが全然ダメで、それでも2007年のオリックスの春季キャンプの「入団テスト」に合格し、再びプロ野球での活躍を目指しました!

ローズのプロ11年目(2007年)の成績は「打率.291、42本、96打点」という「39歳」とは思えない成績を残しました!

また、プロ12年目(2008年)の40歳での成績も「打率.277、40本、118打点」で「打点王」を獲得し「これは50歳までやれる!」と私に確信させるほどの結果でした!!

しかし、プロ13年目(2009年)は試合中に受けた死球の影響があり、満足な成績を残すことが出来ず、オリックスはその年のオフに減俸を提示しましたが、ローズは納得せずに球団を去り、故郷アメリカへ帰国するのでした・・・

ローズがプロ野球でやっていきたいのであれば、ここは減俸を飲むべきだったと私は思いました。

それでも成績を見る限り、50歳までの活躍は冗談だとしても、自分の主張を抑え込めばあと2、3年はやっていけた感じでしたよね(惜しい)

タフィ・ローズの「タフィ」は「タフ(丈夫)」という意味から来ている愛称であり、登録名として名付けられた名前なのです(本名:カール・デリック・ローズ)

そして、ローズは登録名の「タフィ」から名前負けになる事無くプロ13年41歳まで続けることができ、成績は常に高水準でした!

高水準と言えば、再びシーズン55本を打った近鉄時代のローズに触れていきますが、何故、ローズが55本を打てたのか独自目線でホームランマニアのあなたにお伝えしますよ!

ホームランか三振か「ブライアントのような」仮説を見ていこうじゃありませんか!!

近鉄ブライアントの成績と現在は?三振とホームランの諸刃の剣に熱視線!!

近鉄 ローズ 成績 現在

近鉄ローズの成績は王貞治と並ぶホームラン55本を打ったことが凄すぎる!!

55本の「聖域」を破ることは出来ませんでしたが、ローズの名は球界に深く刻まれたのです!!

これは、ローズが55本を打った2001年9月30日の近鉄対ダイエーの試合での出来事でした。

残り3試合と56本を打つまでに時間が無かったローズですが、この日の対戦相手は「王貞治」率いるダイエーホークスだった為「この試合では打たせてくれないのではないか?」という憶測が飛び交いました。

実際ふたを開けてみると、1、2打席は四球で、それにイラ立ったローズがボール球に手を出し、3、4打席は凡打という結果になりました・・・

この結果に対し王監督は「私は勝負するなとは指示を出していない」と説明しましたが、当時のバッテリコーチの「若菜嘉晴」が指示を出したと噂されていました。

私はこの一連の騒動を見て「若菜が王に忖度した」ということだけだと思っていますし、王が悪い、若菜が悪い、という話は「不毛」です!

従って、ローズが「55本打った」ということが薄れてしまうので、野球ファンのあなたもこの件は忘れましょう(忘却)

では、何故、ローズが55本打てたのかという理由ですが、外国人選手が不得意としている「落ちるボール」を見事にスタンドインさせたことが大きな要因だと私は思っています!

ローズは低めの球が得意であり、ゴルフスイングのようにすくい上げる感じで何本もホームランを打っているシーンも何度も見たことがあります!

また、ローズは変化球への対応も得意であることから、プロ野球の投手への対応は「バース並み」にあったのではないでしょうか!

ランディ・バースの成績と現在は何してる?最強助っ人の数奇な人生を追跡!

以上のことから、ローズはプロ野球の投手を見事に攻略し、55本というホームランを積み上げたのでした!

そんなホームラン王ローズが、現在でも「野球選手」として色々とやっていたことは知っていましたか?

何やら、日本での現役続行を望んでいるようですが、果たして真相はどうなんでしょうか!?

近鉄ローズの現在は生涯現役を貫き通すつもりなのか!?

限界を超えるんだローズ!!

現在のローズは日本の独立リーグの「富山GRNサンダーバーズ」に「登録されていない」状態となっています。

・・・ということは以前までは登録されていたの?

と察しが早いローズファンのあなた、流石、正解です!

実は2015年にローズは、富山GRNサンダーバーズからオファーがあって「野手コーチ兼任選手」として入団し、41試合に出場して「打率.315、5本」の成績を残します。

また、選手としての人気も健在で、ローズのグッズの売り上げは好調であり、チームの観客動員数もリーグ内で唯一「増加」しており、球団の資金にも貢献していたのでした(金)

球団は「金を呼ぶ男」を手放す訳にはいかないので、2016年も残留させる予定だったのですが、ローズに「ドクターストップ」がかかってしまい、2017年現在もローズをチームに呼ぶことが出来ていません(悲)

2017年でローズは「49歳」になりますから、すでに体にガタが来ていてもおかしくないのですが、それでも独立リーグぐらいだったらなんとかなるだろう!!

と私は楽観視しているのですが、野球ファンのあなたはローズが活躍することは可能だと思いますか?

こうしてローズの現在を辿ってみると、やはり日本が「大好き」なんですね(親日)

巨人時代のローズは、「登録を狼主(ろうず)にしたい」「引退後は和室を作り、バットを飾りたい」と語っていたので、老後は日本に別荘でも作る勢いです!

現在、優秀な選手はすぐにメジャーに行ってしまうプロ野球界ですが、ローズのような助っ人外国人が引退後も日本でプレーするという現象も起きていますので、日本という国は優秀ですね(愛国心)

優秀とは逆に、ローズは不名誉な記録を保持していたんですよね、退場回数という・・・

そんなローズの退場劇を墓を掘り返すような感じで見ていきましょうかね(笑)

近鉄 ローズ 成績 現在

近鉄ローズは退場回数でも日本記録を保持している!!

14回も退場しちゃあ、マズイっしょ!!

ホームラン王として名高いローズですが、実は「(審判へ)クレーム王」としても名を轟かせています(不名誉)

ローズの14回の退場のうち、11回は「ああぁ!?イマのストライクかよ!?」という判定に対する審判への文句だったのです!!

また、残りの3つは全て「ローズから他選手への暴力」でした(怖)

私が特に凄いと思ったのが、2007年の7月17日のオリックス対ロッテの試合で、内角寄りのボールを投げられたローズが突然相手捕手の「里崎智也」を押し倒し、しかもダウン中に一発パンチを入れる「事件」に発展しました!!!

その後、両軍入り乱れる大乱闘に発展し、ロッテファンからは「ローズ帰れー!!」の大ブーイングが起こり、ローズは「暴力行為」により退場となりました。

映像を見る限りではよくある内角のボールであり、危険球とは程遠いボールなのですがローズにとってはそれが危険球という解釈になり、自らが危険球以上の「危険選手」に変貌してしまった悲しい事件でした・・・

まあ、これはローズファンのあなたでも擁護出来ない内容ですし、私が里崎だったらやるとこまでやってやりますよ!!!!(多分)

暴力はよくないぞ、ローズ!

時代は暴力よりお前のホームランを期待しているんだぞ!!

と、日本語が堪能であるローズにも伝わったはずなので、次はローズの名言集をお伝えしましょうか!

長年日本にいたローズの日本語は、我々野球ファンにはどのように響いてくるのでしょうか・・・

近鉄ローズは長年日本にいれば日本語だってペラペラなはず・・・!

まだまだ覚えてもらいたい日本語は沢山あります!

そんなローズの名言集を以下にまとめました!

通算450本ホームランを達成したときのヒーローインタビュー

「最高デス!!」

近鉄を退団した理由をインタビュー

「チョット怒っている!」「尊敬ナシ!」「そのカンジわからへんでしょ?」

巨人時代コーチともめたときの理由

「二ホンで10ネンやってきたけど尊敬がナイ!」「ジャイアンツ下手くそ、ジャイアンツ大嫌い!」

大阪の居酒屋にて

「ヨッシャー!!」「マイドです!!」

若干悪口多めでしたね(笑)

私がローズに言いたいのは、

「リスペクトされたければ自分からリスペクトしないとダメよ?オッケー?」

というアドバイスです(適格)

でも、こうやって日本語を覚えて話してくれるのは嬉しいことですよね。

私はローズの日本に対する愛情を感じ取ることが出来ました!!

近鉄 ローズ 成績 現在

近鉄ローズの成績と現在!猛牛の勢いで本塁打を量産したタフな人生とは!?のまとめ

最後まで読んで頂きありがとうございます。

ローズの猛牛のような勢いはホームラン量産から始まり、様々な球団への移籍、乱闘数、そして現在でも「日本で野球をやりたい」という気持ちが含まれていると私は思いました!

激高しやすいローズですが、そんな元気があるならこれからも日本で「野球できるじゃん!」と私は見ていますので、是非、富山GRNサンダーバーズに戻ってきて欲しいですね。

タフィ・ローズ選手の復帰を祈って、私はこれからも応援していきます!!