「近鉄にいたブライアントっていう選手は印象深いよな。三振かホームランみたいなバッティングだったし、打つときは1試合で3本ぐらいのホームランを打ってたよね。」
そうですね、近鉄のブライアントと言えば「常にホームランを狙いにいく」ような打撃が売りで、ちゃんとバットに当たりさえすればホームランになる選手でしたね(汗)
ブライアントは使いづらい選手かと思われがちですが、近鉄時代に3度の「本塁打王」を獲得していますので、チームに対する貢献度は大きいはずです!
ただ、ブライアントはシーズン最多記録の「三振数」も何度か獲得していますが・・・
「でも、その分ホームランも多いんだから、三振数が少なくてホームランも少ない選手よりは直接点数に繋がっているから、やっぱりブライアントの存在は大きいんじゃないの?」
野球における「ホームラン」は「偉大なるモノ」だと私は思っていますから、それが狙えるからこそ、ブライアントの三振は大目に見てもらえるのでしょう(汗)
そんな荒々しいスイングをしていたブライアントですが、現在は何をしているのか気になりますね。
多分、毎日飲み歩きながら日本で稼いだお金を豪快に使っていることでしょう(笑)
そういったブライアントの謎も含めて、まずはプロ野球時代の成績から野球ファンのあなたと一緒に振り返っていきましょうか!
目次
近鉄ブライアントの成績は三振とホームランが山盛りだった!!
ブライアントの打撃スタイルはプロ野球を離れるまでブレることはありませんでした!
そんな「初志貫徹」なブライアントのプロ野球時代を、
- 中日から奪取、プロ1年目からプロ2年目
- 三振とホームランを量産、プロ3年目からプロ8年目の近鉄退団まで
の2つでお伝えしていきます。
まずは、ブライアントのプロ1年目からプロ2年目を見ていきましょう。
中日から奪取、プロ1年目からプロ2年目
中日からブライアントをゲットしました!
ブライアントは1988年に「中日」に入団しており、二軍でブンブンと三振を繰り返していました(悲)
しかし、時折見せるブライアントの「特大ホームラン」に目を惹かれた近鉄は、中日に金銭トレードの話を持ち掛けました。
中日はブライアントの将来性を期待していたのですが、当時の一軍登録の外国人枠は2人であり、すでに中日では2人の外国人選手が活躍していたので、近鉄との金銭トレードを飲んだのでした・・・
これによってブライアントを獲得した近鉄ですが、プロ2年目(1989年)には「打率.283、49本、121打点」という驚異的な成績を残し、近鉄のリーグ優勝に大きく貢献しました!
中日は、近鉄から「海老で鯛」を釣られてしまいましたね(笑)
ブライアントという鯛はとても活きがいいですから、今後も近鉄に貢献していくのでした(汗)
三振とホームランを量産、プロ3年目からプロ8年目の近鉄退団まで
ホームランより三振が目立っているような・・・
ブライアントはプロ野球の8年間で「3度の本塁打王」「打点王」「MVP」と「5度のシーズン最多三振」を獲得しています。
ブライアントのホームランは、天井スピーカーに当てたり、電光掲示板を破壊したりなど記録に残るモノがありましたが、私はそれ以上に三振の数に注目しました!
プロ6年目(1993年)には「シーズン204三振」という日本記録を達成し、出場試合数(127試合)より1.5倍以上の三振を記録していることになりますね(汗)
決して褒められる記録ではないんですが、同年は「42本」で本塁打王にも輝いているので強く文句は言えないですよね(笑)
そんなパワフルなスイングは、ケガの影響により長くは続かずプロ8年目(1995年)でブライアントは近鉄を退団することになりました・・・
これだけ三振とホームランで、どちらも注目されていた選手はブライアントだけではないでしょうか(汗)
このブライアントの打撃スタイルには賛否両論あるかと思いますが、私は好きですし、全然打ててない選手はこういった打撃を真似してみるのもいいかと思います。
「要は、ホームラン打てばいいんだろ!簡単だな!」っていう感じがブライアントから伝わってきて、なんだか凄く魅力的ですよね(笑)
そんなホームランばかり打ってきたブライアントですが、果たしてどのホームランが一番魅力的だったのでしょうか。
私の独自目線でチョイスしましたので、とりあえず次の項も見てみましょうか!
近鉄ブライアントのホームランは伝説級の一発として球界に刻まれている!!
ソフトボールよりも大きく見えたから達成出来た偉業!
1989年10月12日に行われた、優勝に関わる近鉄対西武の「ダブルヘッダー(1日で2試合行うこと)」での出来事でした。
第1試合目、ブライアントは前日寝不足で「投球がソフトボールより大きく見えた」ことが幸いし「ソロ、満塁、ソロ」と3打席連続でホームランを放ち、6-5で近鉄が勝利し、この試合の全打点はブライアントが稼ぐことになりました!
第2試合目、ブライアントは敬遠を挟んでの第2打席目も「ソロホームラン」を放ち「4打数連続本塁打」を達成し、この試合も14-4で近鉄が勝利しました!
私は、この優勝に関わる大一番でブライアントが放った「ホームラン」が伝説級の一発になると思っています。
大事な時にホームランを放てるからこそ、ブライアントの「真価」が発揮される訳であり、同時にチームの士気も上がり、2試合とも西武に勝利することが出来たのでしょう!
ブライアント自身が全打点を稼いで、しかも満塁ホームラン含む3本を1試合に放つなんて漫画の展開でもなかなか見られませんよ(汗)
この「1試合で3本のホームラン」という記録は、ブライアントが8年間のプロ野球生活で「8回」も達成しており、しかも「世界記録」として保持されているのです!
ブライアントは、いったん火が付くと本当に「止められない」打者なんだなーと私は実感しました。
それがブライアントの一番の魅力ではないでしょうか!!
そんな魅力にあふれたブライアントですが、現在は一体何をしているのでしょうかね。
野球に携わりながら毎日飲み歩いている感じかと私は思いますが、果たして真相はどういった内容なのか見ていきましょうか!
近鉄ブライアントの現在は豪快なスイングのような暮らしをしているのか!?
ブライアントの人生は送りバント?
ブライアントは母国アメリカでIT関連企業の役員をやっているそうです!
野球から引退した後は古本屋を経営していたのですが、その後、何かの拍子でIT関連企業に入社したみたいですね(汗)
しかし、この現在の様子はプロ野球時代のプレイスタイルからは想像出来ない結果でしたね・・・
何故、IT関連企業の役員になったのかは不明ですが、私なりに推測してみたところ以下の3つの内のどれかではないでしょうか。
- もともと真面目だったので、頑張って再就職先を探した!
- どこからかプロ野球時代の活躍を聞きつけて、野球好きのIT関連の社長から入社のオファーがあった!
- 実は、ハッカー並みのプログラミング能力があったので、それに目を付けられIT関連会社に入社した!
ここでプロ野球ファンのあなたに質問ですが、上記3つのどれがブライアントを再就職に導いた理由だと思いますか。
私は、無難に「頑張って再就職先を探した」かなーと思います(笑)
確かにブライアントのプロ野球時代は荒々しい感じでしたけど、それは野球においてだけだと私は思っていますので、こうやって人生に関わる「就職」を荒々しく決めるようなことはしないんじゃないですかね。
ブライアントの人生そのものは「ホームラン」や「三振」とはかけ離れた内容だったのではないでしょうか(汗)
では、ブライアントの性格そのものはどうだったのでしょう。
本当に真面目なのかどうか、私と一緒に見ていきましょうかね。
近鉄ブライアントは成績とのギャップがある真面目な選手だった!!
ホームランのような毎日とは無縁でした・・・
プロ野球時代、三振とホームランを量産した「大型扇風機」ことラルフ・ブライアントですが、彼の日常とは一体どんな内容だったのでしょうか。
実は、ブライアントは「真面目」な選手であり、プロ野球時代は電車通勤で球場まで足を運び、試合終了後はロッカールームで本を淡々と読み、また電車で帰宅する、ということを繰り返していたそうです(驚き)
また、ブライアントは酒を一滴も飲まない選手で、飲みに行ったとしてもコーラで乾杯をしていました(汗)
こうしてブライアントのライフスタイルを見てみると「現代の若者」に近い所がありますよね。
いい意味で「職人肌」、悪い意味で「強調性の欠如」みたいな感じでしょうか(笑)
でも、ブライアントはその生き方を崩さなかった為、引退後はIT関連企業の役員に就くことが出来ましたし、合わせて打撃スタイルも崩さなかったからこそ、近鉄時代の活躍がある訳ですよね!
私は「意志の固い」人間と言うのは、ブライアントのように成功する人生が待っていることが多いのではないかと思いました。
私も酒に弱いので「会社で嫌なこと」があっても、酒の力を借りることが出来ないので、家に帰ってきた瞬間、「デカい声を出して気を紛らわせる」といった方法しかありませんでした(泣)
私よりストレスを抱えていたであろうブライアントですが、実はとあるハリウッドスターに似ているらしいのですが、一体誰なんでしょうかね・・・
「あ、こいつだろ!?」と察しのいい野球ファンのあなたと一緒に確認していきましょうか!
近鉄ブライアントはとあるハリウッドスターと瓜二つだった!?
エディ・マーフィに似ています!!
まず、エディ・マーフィを知らない野球ファンの為に簡単に説明しますと、エディは「ビバリーヒルズ・コップ」や「ホーンテッドマンション」などの作品に出演したハリウッドを代表する「スーパースター」です!
現在のプロ野球で「立場」を例えるならば広島の「菊池涼介」が妥当ではないでしょうか(笑)
広島菊池の守備が完璧!年俸は右肩上がりだが全然足りない実力の持ち主!
で、ブライアントがエディに似ているのかというと、本当にそっくりです!!
「これ兄弟?」と聞かれても全然違和感が無いぐらい似ていますね!
また、ブライアントは近鉄時代のチームメイト「金村義明」から「エディ」というあだ名を貰い、ブライアント本人も「I’m Eddie Murphy」とカメラに向かって言ったそうです(笑)
極めつけは、1989年10月12日のダブルヘッダーで4打数連続ホームランを放った翌日のスポーツ新聞に、
「エディ・マーフィにそっくりのブライアントがいるのではない。エディ・マーフィがブライアントに似ているのだ。」
と書かれたらしいです(大汗)
確かに、ブライアントの成績を振り返るとエディを超えた時期はあるかなーと思ってしまいますね(笑)
ハリウッドスターにも勝利してしまうブライアントは、球界の歴史に名を残す「スーパー助っ人選手」ではないでしょうか!?
近鉄ブライアントの成績と現在は?三振とホームランの諸刃の剣に熱視線!!のまとめ
最後まで読んで頂きありがとうございます。
ブライアントのプロ野球は豪快で魅力的でしたけど、私生活はその逆だったということがわかりましたよね。
ブライアントは、時には力を抜く時間も必要ですし「野球と私生活に違いがあって何が悪い!?」という生き方があったからこそ、生活のバランスが上手く保てたのではないでしょうか。
周りに感化されずにブライアントは「我が道」を突き進んでいった「男の中の男」だと私は認識しています!!