「本屋で『助っ人選手大百科』みたいな本を立ち読みしたんだけど、そこにジョン・シピンっていう髭がすげぇことになってる選手が載ってたんだよね。知ってる?」

はい、もちろん知ってますよ、70年代大洋ホエールズに所属していたジョン・シピンは通算打率が「.297」もある強打者なのです!

また、ジョン・シピンは独特の髪型と髭が合わさって「ライオン丸」と呼ばれており、ライオンのように選手や監督に噛みつく(抗議する)ことでも有名でした(汗)

ジョン・シピンは、プロ野球では稀に見る「自由人」だったのです!!

「あーそういう態度が、あの乱闘事件を引き起こすキッカケとなったのかな?いずれにしても、限りなく獣に近い選手だったよな・・・」

うーん、シピンは組織では扱いづらい選手に位置するのかと思いきや、プロ野球を9年もやっていましたからね、それだけ野球の実力はあったのでしょう。

また、ライオン丸と呼ばれるシピンの風貌には結構ファンがいたみたいなので、人気者としてプロ野球に長く居座れたのだろうと私は思っています(汗)

そんなシピンは現在何をしているのでしょうかね?

警察沙汰になっていないことを祈り、ジョン・シピンの現在を私と一緒に見ていきましょうか!

大洋ジョン・シピンの現在はやっぱり暴れまわっているのか!?

プロ野球引退後、セールスマンを経て、現在は故郷アメリカでバッティングセンターを経営しています!

いやーよかった、よかったぁ(安心)

「警察官と口論になり、元大洋ホエールズのジョン・シピンが殴り掛かりその場で逮捕!!」

みたいな「バットエンド」になっていなくて、私は本当にハッピーです!

私からみたシピンですが「巨人のガルベス」同様のケンカファイターですからねぇ・・・(殴)

巨人ガルベスの成績と現在を直撃!投打と乱闘をこなす男の野球哲学とは!?

ガルベスが「狂犬」であればシピンは「獅子」ですからね、どちらも噛みついたら簡単には離れませんよ(笑)

しかし獅子であったシピンが、現在はバッティングセンターを経営しているなんて本当にびっくりしました。

聞くところによると、引退後は10年ぐらいは遊んでいて、その後「不動産業のライセンス」を取得して「高級別荘地」のセールスマンになったらしいですね(驚)

シピンのような暴れん坊にセールスマンなんてやれるのかと思いきや、その後経営者としてもやっていけてますから、それなりに別荘を売りつけたんだろうなぁと私は思いました(押し売り)

私は強引なセールスが嫌いですから「0120~」みたいな所から電話がかかってきても、無視か「結構です」の2択ですからね(笑)

そんな偏屈な客にどうやってシピンは別荘を売りつけていたのか気になるところですが、次はシピンがセールスマンに「向いていないんじゃないか?」という部分に触れてみましょう・・・

ジョン・シピンは球史に残る乱闘をやってきましたから、とにかく「暴れる獅子」であることは間違いなく、そんな調子ではセールスマンなんてすぐに「終了」してしまいます!

・・・では、その凄まじい乱闘の様子を乱闘ファンのあなたにお伝えしましょう!!

大洋 ジョン・シピン 現在 乱闘

大洋ジョン・シピンの乱闘伝説がとんでもないことになっている!!

これがライオン丸の力だっ!!

暴れまわっていた巨人時代のジョン・シピンの様子を、

  • 嵐の連打!古巣大洋戦!!
  • 首位攻防戦は俺の出番!ヤクルト戦!!

の2つでお伝えします。

まずは、シピンの大洋戦から見ていきましょう

嵐の連打!古巣大洋戦!!

ミスターのコメントもおかしいです・・・

これは1978年5月30日の巨人対大洋での出来事ですが、大洋の投手「門田富昭」がシピンに対して「内角寄りのボールを投げた」時に起こりました・・・

この投球はデッドボールにはならなったのですが、その投球に怒髪天となってしまったシピンがマウンドに近づき、

「門田を押し倒して、そのままパンチの嵐を食らわせたのでした!!!」

もちろんシピンは退場となり、ルーキーイヤーだった門田にとっては最悪の1年目となってしまいました(汗)

こんな暴行を振るったシピンですが、実は「スチュワーデス(現在のCA)に振られた腹いせ」というのが当時の定説だったらしいです(謎)

また、この乱闘劇を見た当時の巨人監督「長嶋茂雄」が、

「ナイスファイト!!」

と言って話題となったらしいです・・・(笑)

まあ、ナイスファイトは言葉のチョイスがおかしい、なんともミスターらしい発言でしたが、70年代というなんだか荒々しい時代には長嶋監督もシピンの乱闘には寛容だったのでしょうね(笑)

首位攻防戦は俺の出番!ヤクルト戦!!

相手投手も激おこでした・・・

これは1978年7月10日の巨人対ヤクルトの首位攻防戦での出来事でした。

ヤクルトの投手「鈴木康二朗」が放った内角のシュートがシピンに当たってしまい、それにブチ切れマウンドに近づくと・・・

「シピンは力の限り鈴木を殴り、眼鏡は破壊され、顔が変形するほどの一撃を食らわせたのでした!!!」

この乱闘後、鈴木は「よけられないような球では無かった!!あんなことされたらピッチャーなんてやってられないよ!!!」と怒りのコメントを発表しました!

その鈴木の発言を受けて、巨人はシピンに対して「厳重注意」と罰金10万円の支払いを命じたのでした・・・

シピンに対する罰金が安くないですかね・・・

まあ、荒々しい時代だったので「暴力に対する罰」が軽かったと私は見ています(汗)

シピンの巨人時代の話のみでしたが、実は大洋時代には「クリート・ボイヤー」というシピンのボス的存在がいたので、大洋時代はある程度は大人しくしていたみたいです(笑)

ボイヤーの言葉に対しては「イエス・サー」と律儀に答えていたシピンでしたが、巨人ではボス的存在がいなかったので、ついつい暴れてしまったのでしょう(自由)

こう見るとシピンはただの「乱闘要員」に見えますが、実はキッチリと成績を残していたのですよ!

ガルベスのように「文武両道」だったシピンの現役時代の成績を見ていきましょう!

大洋ジョン・シピンの現役時代の成績は乱闘以上に貢献していた!?

助っ人の仕事は達成したと私は思います!!

ジョン・シピンは1972年から1980年の9年間はプロ野球に籍を置き、最初の6年は大洋で、残り3年は巨人で活躍していました。

シピンの通算安打「1124本」通算本塁打「218本」は当時の外国人選手では「初」の記録であり、球史に刻む結果も残しました!!

また、通算打率「.297」もあったので、最後のプロ9年目以外は常に「.300」以上またはそれに近い打率を残してきました。

そんなシピンが大洋から巨人行きになった理由は、前項で紹介した「クリート・ボイヤー」が退団して、コントロール出来る人がいなくなったことが原因らしいです(噂)

また、大洋時代のシピンは長嶋茂雄に対して「ナギイ」「シギィ」などで呼んでいたらしいですが、巨人移籍後はちゃんと「ミスター・ナガシマ」と呼んでいたのでした(偉い)

巨人時代は髭をそり「ハリウッドスター」並みにモテたシピンですが、腰痛が原因となり巨人から1000万円の功労金をもらい、プロ9年目(1980年)のオフにプロ野球を引退しました。

シピンの成績に関しては「よくやった!」と私からも功労金を払ってやりたいぐらいの活躍ぶりでしたね。

シピンがこういった成績を残せたのも、自由奔放にプロ野球生活を過ごしてきたからだと私は思います。

そんなシピンの自由な言動をピックアップしたので、これを見ればあなたもシピンファンになること間違いなし!!!

大洋 ジョン・シピン 現在 乱闘

大洋ジョン・シピンの何物にも縛られない自由奔放な言動をピックアップ!!

清々しいぐらい自由です(笑)

これまでジョン・シピンは「ライオン丸」と表現してきましたが、一体どんな風貌なのか「私が似顔絵を描いてみた」のでとりあえず見てください!!

大洋 ジョン・シピン 現在 乱闘

・・・どうでしたか、似てる似てない以前に「何か」が伝わればオッケーです!

私の似顔絵も自由奔放でしたが、では、シピンのスペシャルな言動を見ていきましょう!

  • 大洋に入団する為、来日した際にもっていたのが「バット」では無く「釣り竿」だった。理由は「日本が海に囲まれており、どこでも釣りが出来ると思ったから。」
  • 二塁手であったシピンは何故かヘルメットをかぶって守備についていた。
  • 宮崎のホテルでファンから握手を求められると「あなたがトイレから出てきた直後じゃないという証拠があるのかい?」と言った。

いいですね、特に3番目のやつは「シピンは意外と潔癖症?」という一面も私には見えましたね。

ただ、本当にファンの方が手を洗っていなかったのかもしれませんが・・・(笑

また、シピンがプロ野球にきた理由が、

「見知らぬ東洋の国へ行って野球をするのも悪くない。」

という「興味本位」であり、また半分は「観光気分」だったらしいです(笑)

結果、助っ人としては十分に役立ったので、シピンにとっては楽しい日本観光になったのではないでしょうか!

大洋ジョン・シピンの現在と乱闘が見たい!暴走戦士が残した伝説に触れる!のまとめ

最後まで読んで頂きありがとうございます。

ジョン・シピンはプロ野球で活躍しながら、乱闘でも結果(?)を残し、野球ファンの記録にも残っていったのではないでしょうか!

現在は、悠々自適にバッティングセンター経営でのんびりと生活しているみたいなので、私もバッティングセンターを経営したいので、経営術を教えて欲しいですね!

ジョン・シピン氏からのありがたいメールをお待ちしています(笑)