「ソフトバンクの柳田って2015年にトリプルスリーを達成したけど、それと同時に『首位打者』も獲得したもんな。あの豪快なスイングでもちゃんとヒットも量産出来るからすごいよなぁ」

はい、そこは凄く評価するべき点ですよね!

全打席、ホームランを狙っているようなスイングですが、それがちゃんとヒットになっていますからね。

また、トリプルスリーに欠かせないのは盗塁の技術ですが、ソフトバンク柳田は単純に足も速いので、それと技術が合わさってシーズン中に30以上の盗塁を稼ぐことが出来るんですよね。

私の野球人生の中で「打って良し、走っても良し」というような、才能があふれ出ているような選手は私の身近では見たことがありませんでした。

小さい奴は守備だけ上手で、太めの奴は打つだけが良くて、身長が高い奴は速球派だがノーコン投手で、普通の体系の奴は特に何もなくて、といったように沢山の才能を持っている選手はほぼいませんでした。

プロ野球でもそういった選手は少ないですが、柳田は「天は二物を与えず」という言葉に反して誕生した優秀な選手なのです!!

「おう、優秀なのは分かっているんだ。けど、2016年にはトリプルスリーを達成することが出来なかったよな?そうなると、2015年がピークでこれから成績が落ちていくパターンか?」

それは考えが甘過ぎですよね(笑)

誰もがヤクルトの山田のように活躍することは出来ませんから。

それでは「柳田は山田以下?」となってしまいますが、もちろん山田より優れている点はあります!

その点を踏まえて、まずは柳田のこれまでの成績を一緒に見ていきましょうね!

ソフトバンク柳田悠岐のこれまでの成績

近年の打率に関しては文句の付けどころがありません!

ただ、トリプルスリーを狙うにはあと少しホームランが足りないと思われます。

そこで、ソフトバンク柳田の成績を、

  • プロ入り前のソフトバンク柳田悠岐の成績
  • プロデビュー1年目のソフトバンク柳田悠岐の成績
  • プロ2年目以降のソフトバンク柳田悠岐の成績

という風に、3つの時期に分けました。

では早速、プロ入り前の大学時代から見てみましょう!

プロ入り前のソフトバンク柳田悠岐の成績

大学リーグ内ではありますが、多くのタイトルを獲得して、同時に驚異的な成績を残しました!

柳田は「広島経済大学」に進学して「広島六大学野球リーグ」では「MVP」「首位打者」「ベストナイン」を獲得し、通算成績は「打率.428、8本塁打、60打点」を記録しました。

上記の成績を見ると「柳田はすげぇな、大学時代からバンバン活躍してたんだなぁ」と感心してしまいます。

私は大学には進学せずに、プロ入りを断念して高校から就職してしまったので「キャンパスライフ」の楽しみがわかっておりません(泣)

大学に進学すると色々と誘惑がありそうですが、柳田はそういった誘惑に屈せず、野球に力を注いでいたのではないでしょうか。

プロデビュー1年目のソフトバンク柳田悠岐の成績

残念ながら、期待出来るような結果を出すことができませんでした・・・(泣)

二軍での結果ですが、打撃成績はそこそこでしたが守備の粗さが目立ったりして、トリプルスリーを想像させるような結果をほぼ出せることはなく、プロ野球の洗礼を受けた結果となりました。

この時期の柳田は正直いって存在すら知りませんでした(汗)

まあ、二軍で目立つためには同チームの「松坂大輔」や日ハムの「斎藤佑樹」の知名度が無いと難しいですよね・・・(笑)

プロ2年目以降のソフトバンク柳田悠岐の成績

3年目(2013年)から実力を発揮し、トリプルスリー獲得へ進んでいきます!

3年目以降は一軍に定着し始め、打率も平均して3割以上をキープします。

また、2015年には待望の「トリプルスリー(打率.363、本塁打数34、32盗塁)」を獲得して、同時に「首位打者」「最高出塁率(.469)」を達成します!!

こういった成績を残した要因の1つに「プロ野球に馴染むまで時間がかかった」ということがあると私は考えています。

柳田は実力はあるんですよね、大学野球の成績を見てみると。

プロ野球に馴染むまでの時間が「監督を始めとする首脳陣の我慢に耐えられる時間」に収まっているのか、というところがポイントになるんじゃないかなーと思います。

私も今の会社に馴染むまでに「3年」掛かりましたから、やっぱりどの環境でも馴染む時間は「3年」ぐらい必要なのかも知れません・・・

柳田は「馴染んだ」+「結果を出した」ということになりますから、そういったことは誰でも出来ることではありませんからね、素直に評価すべき点です。

2016年にはトリプルスリーから遠ざかってしまいますが、それでも打率は「.306」をマークして「最高出塁率(.446)」も獲得します。

ただ、ホームラン数が「18本」と2015年から半分近くになってしまいました。

今までホームランにしていたボールが、長打止まりになってしまったのだと考えられます。

今後の課題は「スタンドインさせるまでのバッティングを取り戻す」ということになりますね!

トリプルスリーを獲得出来なかったらといって「柳田は劣化した」という、安易な考えはよくありません。

成績を見れば「よし、今年もレギュラーとしてバンバン使っていこう」と前向きな考えになるはずです!

高い所に昇ると「維持すること」という重圧に耐えることが多いかと私は思います。

また、柳田には自分のスイングのように思いっきりプレイして欲しいですし、記録などに強いこだわりを持たなければ結果もついてくるでしょう!

2年連続トリプルスリーが無くても十分な結果である柳田ですが、それに見合った年俸をソフトバンクから提示されているのでしょうか?

ソフトバンクはお金持ちなので心配なさそうですが、念のためチェックしてみましょう!

ソフトバンク 柳田悠岐 成績

ソフトバンク柳田悠岐の年俸は成績に見合った額として妥当なのか?

はい、妥当ですね、現状ではこれがマックスです。

柳田の2017年度の年俸は「約2憶6000万」です。

年俸については、

  • ソフトバンク柳田悠岐の年俸が妥当である理由
  • ソフトバンク柳田悠岐に実践してもらいたい年俸アップへの道

の2点をお伝えしますね。

まずは、妥当な理由から見ていきましょう。

ソフトバンク柳田悠岐の年俸が妥当である理由

ソフトバンク柳田悠岐の年俸が妥当である理由は、打率を3割キープしたことと最高出塁率を獲得したということです!

この2つは素直に評価すべき項目ですよね。

ただ、ホームラン数が2015年と比べると半減してしまったので、2015年から1000万円の減額という結果を生みだしてしまいました。

これは、ソフトバンクの気持ちを「フロントのお気持ち察し委員会所属」の私が代弁しますと・・・

「あーホームラン少ないね。これじゃ豪快なスイングを売りにしている柳田の価値が下がっちゃうよね。でも、トリプルスリーが取れなかったからって大幅減額したらかわいそうだから、激励の意味を込めて1000万円減で問題ないよね。」

ということだと思われます。

トリプルスリーという要素をはずして考えてみれば、特に欠点が見当たらない柳田ですから「約2憶6000万」という金額は、今後も活躍してくれるだろうという期待を込めて、妥当になるのではないでしょうか。

ソフトバンク柳田悠岐に実践してもらいたい年俸アップへの道

ホームランを量産することよりも「打率3割」を維持することです!

昔、どのプロ野球選手か忘れてしまいましたがこんなことを言っていました。

「3割打てば家が建つ!!」

この発言は、いかに3割打つことが難しいか、ということが分かる内容だと思います。

現状では2014年から3年連続で3割を維持しているので、トリプルスリーは二の次にして、打率維持を目指していきましょう!!

そうすれば、安打製造機イチローと同じ年俸(オリックス時代最大約5憶3000万)も夢ではありません!!

年俸に関してですが、これからもどんどん上がり続けると思いますし、どんどんおもいっきりスイングでヒットを中心にホームランなどを量産してほしいですね。

将来の「安打製造機」になりつつある柳田ですが、チームの勝率に貢献しているのは目に見えていますよね?

貢献度「大」と予想される柳田の期待度「大」の貢献内容を見てみましょう!

ソフトバンク柳田悠岐がチームの勝率にどれだけ貢献しているのか?

トリプルスリー達成者は伊達じゃありません!

打線の主軸を担う、重要な存在です!!

柳田の強みと言えば以下の3つになります!

  • ソフトバンク柳田悠岐の圧倒的な打率
  • ソフトバンク柳田悠岐の盗塁術!
  • ソフトバンク柳田悠岐は長打率もすごい!

まずは打率から一緒に見ていきましょう!

ソフトバンク柳田悠岐の圧倒的な打率

通算打率「.315」の貢献度は「素晴らしい」の一言!

現在では主に3番打者として活躍していますが、やっぱりね、クリーンナップの打者が打っていけばそれだけ点数に繋がりますし、チームが勝利する確率も上がります。

柳田のヒットは「あわやホームラン」という長打が多いので、ピッチャーも、うかつに甘い球を投げられないんですよね。

そうなるとフォアボールに繋がる可能性は高くなるので、ヒットを打たなくとも塁に出ることが期待できます。

現に柳田は2015、2016年と「最多四球」を獲得していますから「強打者」として認識されていますよね。

フォアボールになればランナーが溜まった状態で4番に託せる、といったことも出来ますので、3割で3番打者というのはそれだけの「威圧感」があり、ヒット以外でも累に出れる強みがあるということになります!

ソフトバンク柳田悠岐の盗塁術!

塁に出てからも柳田は盗塁で相手チームをかき回して、ホームに生還してきます!

柳田はクリーンナップでありながらも積極的に盗塁を行い、その積極性がトリプルスリーに繋がったと言っても過言ではありません。

柳田の盗塁は「足が速い」から盗塁が成功するパターンだと思います。

盗塁以外でも「得点(自分がホームインした場合の点数)」の記録で2014、2015年とリーグトップになっていますし、やはり足が速くないと他の打者がホームランでも打たない限り、ホームインすることは難しいと思います。

私は中学時代にランニングホームランを打ったことがあるんですが、やはり打ってから全力で走ることは非常にしんどいです。

「打つ」「走る」その両方を高水準で保っている柳田は「すげぇなぁ」って脱帽します。

ソフトバンク柳田悠岐は長打率もすごい!

ソフトバンク柳田悠岐は、チームにとっての得点力の中心になっています!

ソフトバンク柳田悠岐は長打率がすごいんですが、その長打率というのは「打者が打撃で獲得できる1打数あたりの塁打数の期待値」となります。

平均で「.511」の長打率である柳田は、一般選手の平均約「.375」を超えているので、いかに平均より2塁打以上のヒットが多いのか見えてきますよね。

2塁以上に行けば得点圏となりますので、4番以降がヒットを打てば柳田がホームイン出来る可能性が高いということになります。

ホームランは量産出来なくとも長打を稼ぐことで、後続のチャンスメイクをしっかりとやっていることになりますよね!

結果、ソフトバンクに貢献しまくっている柳田ですが、ではヤクルト山田を始めとする他の「強打者」とはどういった違いがあったんでしょうかね?

過去の選手も含めて比較して見ていきましょう!

ソフトバンク 柳田悠岐 成績

ソフトバンク柳田悠岐の成績は過去の強打者と比べてどうだったんだろう?

ソフトバンク柳田と以下の3人と比べてみます。

  • ライバル、ヤクルト山田哲人との比較
  • 元監督秋山幸二との比較
  • 鉄人金本知憲との比較

まずは、ライバル山田との比較を見てみましょう。

ライバル、ヤクルト山田哲人との比較

ほとんど変わりない実力同士だが、2年連続でトリプルスリーを達成した山田が勝利!

成績に関しては、こまかい数字を見ていくと「勝った負けた」が出てくると思われますが、総合的に見ると一緒かなーといった感じです。

ただ、トリプルスリーの獲得数が1つ多いのは大きなポイントになりますので、山田の勝利となりました。

今後、差が出てくる部分をあげると「ホームラン数」になります。

現在では山田の方が多いですが、柳田の弾道を見てみると「ほとんどホームラン」みたいなたかーい弾道なんですよね。

ここにもうひと押し何かが加われば、柳田はホームランを量産出来るはずなんで、まずはホームラン量産から山田を攻略していけばいいですかね。

両選手はお互いをあまり意識していないとは思いますが、我々野球ファンからしたら、今後も互いを高めあっていく存在になって欲しいと思っております。

元監督秋山幸二との比較

ホームラン数、走力、守備力では秋山の「勝利」だが、打率は柳田の「勝利」!

西武黄金時代を支えた「強打者」であり、元ソフトバンク監督の秋山幸二だが、彼の身体能力は凄まじいもので、有名な話だとホームインする際に「バク転」をしてしまう程の能力でした。

そんな秋山は全盛期には「本塁打43本、打点94、盗塁38」という記録をもっているので、柳田より上の存在になるのではないでしょうか。

ただ、打率に関しては上記成績では「.262」という結果で以外に高くない為、打率に関しては柳田の方が優れていることになりますね。

鉄人金本知憲との比較

成績に関しては、ほとんど同じように思えるがここは「世界記録」を持つ金本が「勝利」することになりますね。

柳田は、大ケガをして長期離脱したことがまだ無いので、柳田とケガを結びつける要素は低いですね。

しかし、金本に至っては「連続試合フルイニング出場(1492試合)」という、とんでもない記録を持っているので「トリプルスリー取りました」「首位打者取りました」程度では太刀打ち出来ないでしょうね(汗)

「金本の真似をしろ!」とは言えませんが「ケガには細心の注意を」ということであれば守ってもらえそうですかね。

また、金本は晩年になってからも「強打者」と呼ばれるくらいに活躍していたので、柳田も長い間「強打者」の地位を保ってもらいたいです!

今回紹介した3人以外にも「強打者」は沢山いるので、柳田が「強打者ランキング」でどの位置にいるのかは明確ではありません。

どの「強打者」にも何か強みというのは絶対にありますので、柳田もその強みに負けないように「強打者ランキング」で上位を取れるようになってほしいですね。

最後に「強打者ランキング管理会社課長」の私から、応援メッセージを送りたいと思います!!

ソフトバンク柳田悠岐の今後の活躍に期待!

では「自称強打者」である私からのメッセージを受け取ってください!

「トリプルスリーのことは一旦忘れましょう。やっぱり打率が高いのでそこの維持と、打球をスタンドに入れる確率を増やしていきましょう!」

「バッティングに専念する為に、盗塁は控えた方がいいと思います。ケガのリスクもあがりますので」

「ずっと気になっていたんですが、あのスイングはプロに入る前からやっていたんでしょうか?ああいったスイングをすると、私みたいにマネする子供が増えてしまうので『柳田にしか出来ません』と警鐘を鳴らしてください」

「正直、あのスイングには惚れますね。日ハムの小笠原以来の衝撃ですよ。どっちのスイングも素人が真似するもんじゃないですよね。気をつけます」

「ソフトバンクを常勝軍団としての地位を確立しているのは、あなたの存在が大きいと思っております。FA、メジャーなど色々考えているかと思いますが、私はソフトバンクにいた方が色々と不便なく野球人生を送れるかと思います」

以上になります。

一般の方々は、またトリプルスリー達成を見たいと思っていますが、私は連続して「首位打者」を獲得する方が素晴らしいと思っておりますので、イチローに続く「安打製造機」を目指してください!

ソフトバンク 柳田悠岐 成績

まとめ

最後まで、読んで頂きありがとうございます。

「トリプルスリー達成」という周りからの期待感とは相反して、2016年度は一旦成績を落としてしましたが、それでも打率3割達成ですから、恥じることではないです。

そもそも「トリプルスリー」なんて狙って取れるようなものでも無いですし、固執する必要は無いと思います。

ソフトバンクというチーム状態がいい環境の中で、本当にノビノビとやって欲しいので、豪快なスイングでファンを魅了し続けてください!

ソフトバンク柳田悠岐選手の活躍を心から応援しております!