「広島の緒方監督は、就任2年目でリーグ優勝を達成することが出来て、1年目の反省点を生かして勝ち取った優勝だと思うなぁ。今後、緒方監督政権は長期化することが出来るのかな?」
2017年で3年目ですが「もう監督の地位は盤石だ!」という決断はまだ早いと私は思います。
ただ、監督就任2年目(2016年)に「25年ぶりのリーグ優勝」を果たした緒方孝市監督は、「偉業」を達成した監督と言っても問題ないですよね!
偉業を達成したからこそ、これからの緒方監督の課題は「カープの強さを維持出来るのか?」という所になりますね。
「どうなんだろうね、うーん、俺の予想は第一次山本浩二監督時代のように、優勝後はすぐにBクラス転落を食らってしまうと思うな。理由は、色々と『緒方伝説』があるからなぁ・・・」
確かにそういった懸念もありますが、しかし「緒方伝説」については2016年に「克服」されたものだと私は思っておりますので、あまり心配しなくても良いような気がします(汗)
私はどちらかというと、チーム戦力が下がってしまった時の緒方監督の「采配」が心配です・・・
そういった心配事も含めて、緒方監督の采配に関して私が辛口の採点を行いますので、野球ファンのあなたも採点結果を一緒に見てみましょうか!
目次
緒方孝市の監督の采配内容を辛口で採点すると一体何点なんだ!?
緒方監督の采配結果は「60点」です!
それは緒方監督の采配のみで勝ち取った優勝ではないからです!
確かに2016年から広島カープは強くなりましたが、全てが緒方監督のおかげという訳ではありません。
単純に「チーム戦力が高い」からだと私は思います。
チーム戦力が高いのは、前監督「野村謙二郎監督時代」にやってきた「育成の種」が花を咲かせたからです!
つまり、緒方監督は「強いチーム」を引き継いだということになるので、監督1年目の2015年(結果4位)のような「稚拙な采配」が目立たなければ、優勝出来るチームの監督ということになりますね!
しかし、チーム戦力も時代と共に「衰えていく」ので、そうなった時に緒方監督はどのような采配を取るべきなのでしょうか?
それは緒方監督が「ワンマン采配」をしないことです!!
どうも緒方監督は「ワンマン」の傾向が強いので、その考えが稚拙采配に繋がり、余計な敗北を積んでいる可能性が高いと私は見てるんですよね(汗)
その反面「コーチ陣」は優秀だと私は思っていますので、緒方監督はコーチの意見も加味していきながら「神ってる」采配をして欲しいですね!
そうすれば「常勝赤ヘル軍団」の復活も近いのではないでしょうか!!
では、本当に緒方監督には「常勝赤ヘル軍団」の復活が出来るのでしょうか!?
復活出来るかどうかを緒方監督の今後の「生き様」も含めて、私が予想したので一緒に見ていきましょうか!
緒方孝市の監督の今後をプロ野球ファンを代表して予想!
このままでは緒方監督は、監督しての「寿命」は短命であることが濃厚!
さらに「常勝赤ヘル軍団」の復活も難しい・・・
では、どうすれば延命及び復活が出来るのか!?
それは、緒方監督がこれから訪れる「戦力ダウン」にどのくらい立ち向かうことが出来るかがカギです!
広島はこれから「菊池涼介」「鈴木誠也」「野村祐輔」などの主戦力が、FA宣言またはメジャーに移籍してしまう可能性があります。
そうなると広島の戦力ダウンは否めませんよね(汗)
そうなる前に緒方監督には「後釜」をしっかりと用意していて欲しいんですよ。
だからこそ、広島に所属している2番手、3番手選手の育成と、大物FA選手の獲得を行う必要がありますよね。
ここで緒方監督の「ワンマン」を行ってしまうと、緒方監督が目を付けた新人が「ダメダメ」だった例があるので「人選」の部分でも、コーチ陣としっかりと話し合いを行った上で行動して欲しいです!
以上のことを実行すれば、緒方監督は監督してもう少し長生き出来ると私が保証しますよ!
長生きと言えば、緒方監督は現役時代は「23年」も広島カープに所属していた「大ベテラン」選手ですが、実際の成績はどういった内容だったのでしょうか。
その成績から見えてくる「監督としての適性」も合わせて見てきましょう!
緒方孝市の現役時代を振り返り監督としての適性を探る!
緒方監督の「広島一筋」という部分が、監督として大きな武器になるのではないでしょうか。
そんな広島愛にあふれる緒方監督の現役時代を
- 広島一筋、緒方のプロ1年目からプロ11年目まで
- 広島一筋、緒方のプロ12年目から現役引退まで
の2つでお伝えします。
まずは、緒方監督のプロ1年目からプロ11年目までを見てきましょう。
広島一筋、緒方のプロ1年目からプロ11年目まで
なかなか結果が出ませんでしたが、9年目に盗塁王を獲得します!
緒方は1987年に広島に入団し、翌年の1988年に「海外留学」を行い、帰国後一軍デビューも果たしますが、プロ8年目までは目立った成績は残せませんでした。
緒方はプロ9年目の1995年、「前田智徳」がアキレス腱断裂により一軍を離れてしまったため、その代わりに一軍でのレギュラーに定着し、その年は47盗塁を記録し「盗塁王」を獲得しました!
また緒方は続けて、翌年のプロ10年目(1996年)、11年目(1997年)も連続して盗塁王を獲得することが出来ました!
こう見ると緒方は「盗塁のスペシャリスト」ということが分かりますよね!
緒方は、こういった部分を「監督」としてどう伝えていくかがポイントですよね。
すでに「鈴木誠也」辺りには伝えているかも知れませんが、彼は盗塁失敗が多いので、そこに対するアドバイスなどを行うとより効果的ですね。
広島一筋、緒方のプロ12年目から現役引退まで
現役引退までに「学んだ」ことを、緒方自身が選手に伝えていくことが重要です!
緒方はプロ14年目(2000年)を境に、長年悩んできた下半身のケガを考慮して盗塁を控えることにしました。
代わりに打撃に力を入れることにした緒方ですが、プロ16年目(2002年)からプロ19年目(2005年)でシーズン本塁打数が全て「20本超え」を達成し、年齢の衰えを感じさせない活躍を見せました。
しかし、プロ20年目(2006年)以降の緒方は、ケガによる疲労と体の衰えが重なり、控えでの出場が多くなり、最終的にはプロ23年目(2009年)に「現役引退」となりました。
広島だけで23年もプロ生活を全うした選手は、ホントに貴重ですからね。
緒方自身も23年間で得ることが多かったと私は思います!
それまでに得たことを「監督」いう立場から上手く伝えていくことが出来たら、選手との信頼も深まっていくと思いますし、緒方が描く采配通りに選手が動いてくれるのではないでしょうか。
緒方監督が「広島一筋」という部分を監督としてどう反映させていくかが、これからのポイントですよね。
「俺は昔こうだったから、俺の真似をしろ!」じゃなくて「俺も昔はこうだったから、気持ちはわかるよ」といった「選手の目線に合わせた」指導を心がけて頂きたいです!
そうすれば緒方監督と選手との絆は深みを増していくと私は思っています。
では、2016年の日本シリーズ時には「選手との絆」が不足していたのではないかと思われる緒方監督ですが、私からアドバイスを送りますよ。
それは「日本シリーズ」で勝つためのアドバイスですから、野球ファンのあなたも心を「寛大」にして聞いてください(笑)
緒方孝市が監督として日本シリーズで勝つための采配を伝授!
緒方監督は焦りすぎです!
もっとシーズン中と同じように心を落ちつかせましょう!
私は緒方監督が「やべぇ、久しぶりの日本シリーズは緊張するな、どうしよう・・・」みたいな感じだったと思っています(笑)
そんな焦りからか、2016年の対日ハムの日本シリーズでの緒方監督は、沢村賞投手の「ジョンソン」を酷使してしまいます・・・
ジョンソンは先発投手にも関わらず第4戦から第6戦まで連投されられて、その結果第6戦では「押し出し四球」と「満塁本塁打」を食らってしまいます(泣)
結果、マツダスタジアムで行われたホーム戦で、緒方監督は日ハムに優勝を譲ってしまいました(悲)
緒方監督はジョンソンを連投させるのではなく、何故、リリーフ投手の「ヘーゲンズ」を使わなかったのか!?
と、一部広島ファンからクレームが出る結果になってしまいました・・・(泣)
こういった緒方監督の采配を見ると「稚拙」と言われても、仕方がないような気がするんですけどね(汗)
こうならないようにする為には「焦りは禁物」を何十何百と復唱するしか、道はありません!!
次回の日本シリーズでは、緒方監督には上記のことをしっかりと守ってもらって、テンパらないようにしてもらいたいです(汗)
そんな大一番にあまり強くない緒方監督ですが、日本シリーズ以上に凄い「伝説」を残していますので、今度はそちらを一緒に見てきましょうか。
緒方孝市の監督時代の伝説をここに開示する!
言っておきますが、良い「伝説」ではありません!
これは悪い「伝説」です(笑)
では、その伝説から2つピックアップしました。
- 結果論という「言い訳」
- 隙あらば野間から見る勝率
まずは、緒方監督の結果論について見てきましょう。
結果論という「言い訳」
非を認めることも緒方監督の役目です!
これは2015年5月24日のヤクルト対広島の試合での話です。
8-7と広島1点リードで迎えた9回表にツーアウト2塁のピンチを招くと、ヤクルトの1番「山田哲人」に敬遠を指示して逆転の走者を出させます。
すると、2番打者にレフトを守っていた「エルドレッド」の頭上を越える2点追加の三塁打を打たれてしまい、この回に逆転を許してしまいます。
結果、逆転負けとなってしまった広島ですが、この際の監督インタビューで「9回に守備固めをしなかった理由」を聞いた際の緒方監督の言葉がこちらです・・・
・そういう選択肢もあったけど、すごく考えた中でそうしなかった。
・もし同点になったら(9回の攻撃の)打順の流れというのも考えた。
・今までだったら守備固めを起用していたかもしれないが、前進守備を敷いていたし、代えた選手が捕れていたかどうかは結果論になってしまう。
私は率直に「私のミスで逆転されました、スミマセン」と素直に謝るべきだと思いました(笑)
緒方監督がやることもやらずに、選手に「責任転嫁」するのは本当に印象悪いですからね!!
隙あらば野間から見る勝率
やはり緒方監督は、人選の目が良くなかった・・・
2015年にドラフト1位で「野間峻祥(たかよし)」という選手が入団しており、緒方監督は野間に、緒方監督の現役当時の背番号「37」を与えるという入れ込み具合でした(汗)
2015年、野間はこの期待に応えてくれるのかと思いきや、さっぱりダメで、それでも緒方監督は1軍で「124試合」も野間を起用し続けました。
最終的な結果は「打率.241、1本塁打、10打点」という即二軍行きの結果を出すことになりました・・・
また、野間が出場した試合の勝率は「.321」と残念な結果でした(悲)
野間は入団したばかりなんで、結果はある程度許すことが出来るんですが、その結果を一番近くで見ていた緒方監督の「溺愛ぶり」が、上記の勝率を生んでしまったのではないでしょうか(泣)
緒方監督には、もっと「バランス」のよい起用方法を考えて欲しかったです。
これはあくまでも全て2015年の出来事なので、2016年以降は「克服」されている内容だと私は思っています(大汗)
緒方監督自身もこういった「伝説」を振り返って、2016年に「去年の俺にはばかだと言ってやる」と反省の弁を述べていました(安心)
その反省点が2016年のリーグ優勝に繋がったので、本当に反省することは必要なんだなーと緒方監督から学ぶことができました!
緒方孝市の監督しての采配を採点!合否の判定をカープ女子より辛口で報告!のまとめ
最後まで読んで頂きありがとうございます。
緒方監督の采配に対しては辛口となってしまいましたが、まだまだこれからの監督だと私は思っておりますので、決して「悲観」はしておりません!
緒方監督に大きな声で「合格」とは言えませんが、今後の活躍も期待して「一応合格」ということにしておきましょうか(笑)
緒方監督は「失敗した経験を生かす」ことが出来ているので、これが出来ない人が山のようにいる世の中では貴重な逸材ですよね!
そんな逸材が必ずや「常勝赤ヘル軍団」へ導いてくれますので、私はそうなることを信じて緒方孝市監督率いる広島東洋カープを心から応援していきます!!