「原辰徳の現役時代と言えば若大将というイメージしか無くて、実はそんなに活躍してなかったんじゃないかなーと思ってんだけど・・・この考えはあってるよね?」

いや、間違ってますね、私が熱狂的な巨人ファンだったら「鉄拳制裁」を食らわしていたところですよ!

それだけ原辰徳という存在は、巨人にとっては大切なものでありますし「辰徳スペシャル」なんて番組が放送されるぐらいの人気っぷりだったんですよ!

もちろん原辰徳の成績も人気に見合ったもので「新人王」「打点王」「ベストナイン」など、巨人の4番打者として相応しい結果を残していったのです!

「そうなんだ、てっきり『元木大介』レベルだと思いきや、それ以上の活躍はしていたみたいだね。んじゃ、さっさと現役時代の成績を教えてくれよ。」

まあまあ、そう焦らずにもう少しだけ原辰徳の魅力を聞いてください(願)

実は原辰徳はプロレスにも詳しいらしく、プロレスの試合の解説をしたこともあるので、私以上にプロレスを知っているんじゃないかと思っています。

そして、原辰徳がなぜ「若大将」と呼ばれているのか、私の個人的な意見を披露していこうと思っているところです!

と、原辰徳の素晴らしい魅力をお伝えしたところで、まずはお待ちかねの現役時代の成績から振り返って見ましょうか!

果たして、巨人の4番として相応しかったのか、あなたの目で確かめてみましょう!!

原辰徳の現役の成績は巨人の4番として華々しい実績を積んでいった!!

確実にホームランを量産し、不動の4番として活躍しました!

晩年まで大きく崩れることがなかった原辰徳の現役時代を、

  • 打順4番として打ちまくった、プロ1年目から12年目
  • スタメンが難しくなってきた、プロ13年目から15年の現役引退

の2つでお伝えします。

まずは、原辰徳のプロ1年目から見ていきましょう!

打順4番として打ちまくった、プロ1年目から12年目

4番としての役割は果たしたように見えました!

原辰徳のプロ1年目(1981年)は「打率.268、22本、67打点」という活躍で「新人王」を獲得し、今後の巨人を背負っていく選手と期待されていました!

その期待に応えるように原辰徳はプロ2年目(1982年)から「巨人の4番(第48代目原辰徳)」となり、3年目(1983年)には「打率.302、32本、103打点」と「打点王」に輝き、4番の座を不動のモノとしていきました!

結果、プロ12年目(1992年)までに原辰徳は「シーズン20本以上の本塁打」を「12年連続」で記録し、巨人の4番として相応しい結果を残しました!

原辰徳の活躍の裏には「左手首痛やアキレス腱痛」に悩まされており、一時は「引退」も考えていたそうですが、なんとか踏ん張ることができ、上記の結果を残すことが出来ました!

この頃の巨人はチーム成績も良く、その勢いに乗って原辰徳の成績も伸びていったんじゃないのかなーと私は見ていきます。

生え抜きの選手でここまで活躍した野手は「王、長嶋」以来なんじゃないですかね・・・

スタメンが難しくなってきた、プロ13年目から15年の現役引退

4番はおろか一軍選手としても活躍が難しくなってきました・・・

原辰徳のプロ13年目(1993年)は「左手首痛やアキレス腱痛」が悪化してしまい、4番から外されることも多くなり「打率.229、11本、44打点」と打撃不振となり、原辰徳にとって屈辱的な結果となりました(悔)

また、プロ14年目(1994年)の開幕前に「アキレス腱断裂」が起きてしまい、原辰徳はこの年も結果を出せずにシーズン終了を迎えてしまいました・・・

そして原辰徳のプロ15年目(1995年)は「現役引退」の年となり、引退試合には「4番サード」で出場し、本塁打を放つなど「有終の美」を飾ることが出来ました!

原辰徳は、ケガが悪化したタイミングで「松井秀喜の活躍」と「FAで獲得した落合博満の存在」にぶつかってしまい、結果、4番から外されてしまいました(悲)

でも、15年も巨人の選手として活躍出来たことは「とても幸福なこと」だと私は思っていますので、原辰徳の現役は「全力を出し切った」内容だと思います!

私がプロ野球中継を観るようになった時には、ケガでボロボロとなった原辰徳だったので、12年連続シーズン20本塁打以上を記録するような活躍をしていたなんて、夢にも思っていませんでした・・・

しかし、現役時代の原辰徳の成績を振り返ることで、私は「巨人の4番の適格者だった!」ということを実感することが出来ました!

現役時代の成績を見たことにより、原辰徳が記録した、巨人における「4番での出場試合数」が「歴代4位(1066試合)」という記録は納得出来ますね!

巨人の4番に相応しかった原辰徳ですが、では、長嶋茂雄を超えることは出来たのでしょうか!?

今度は、長嶋茂雄の後継者に一番近かった原辰徳の打撃技術を見ていきましょう!

原辰徳 現役 成績

原辰徳の現役の打撃技術は長嶋茂雄に勝る部分はあったのか!?

ホームランを打つ技術は原辰徳が上だった!!

では、早速原辰徳と長嶋茂雄の成績の比較をしてみたいと思います。

原辰徳の通算成績「打数6012、打率.279、本塁打382、打点1093」

長嶋茂雄の通算成績「打数8094、打率.305、本塁打444、打点1522」

この結果を見ると、通算打率は長嶋茂雄の方が遥かに上ですが「通算本塁打率」と「通算打点率」を比べてみたところ、以下にような結果になりました!

原辰徳「通算本塁打率:約15.7」「通算打点率:約5.5」

長嶋茂雄「通算本塁打率:約18.2」「通算打点率:約5.4」

※上記の数値は「1に近いほど『良い』という結果」
「打数/本塁打または打点」で計算

長嶋茂雄の現役の成績が凄い!計算不能な打撃センスと長嶋語録を徹底紹介!

結果を見ると打点率はほぼ一緒ですが、本塁打率は「約3打数」の差を付けて、原辰徳の方が上となっています!

つまり、原辰徳は・・・

「打率を犠牲にした分、長嶋茂雄以上の本塁打率を誇った強打者だった!!」

ということになりますね!!

原辰徳と長嶋茂雄のどちらが「真の4番」かということですが、正直「監督の好み」で別れる程「僅差」ということですね!

予想以上に長嶋茂雄に近かった原辰徳ですが、走塁に関してはどうだったんでしょうか?

原辰徳はアキレス腱を痛めていたので、走塁は不得意と予想されますが、ケガに負けず奮起した場面は果たしてあったのか、とにかく一緒に見ていきましょう!!

原辰徳の走塁放棄をしてしまうほど走るのが苦手だった!?

原辰徳は走塁に対する情熱が冷めていたように見えました・・・

これは1988年9月4日の中日対巨人の試合での出来事でした。

原辰徳が左中間方向に大きな打球を打ちましたが、フェンス際の打球だったので、見る角度によっては「捕球が成功」したように見えました・・・

レフトの選手が捕球に成功したように見えた原辰徳は、一塁ベースから離れてベンチに戻っていきましたが、結果は「レフトは捕球に失敗」しており、ベンチに戻った原辰徳に対して「走塁破棄(アウト)」が宣告されたのです!

・・・私はこの結果を受けて原辰徳は「走塁には興味が無い」「俺はホームランしか興味ねぇ!」という意志が伝わってきてしまいました(走塁怠慢)

また、原辰徳の「通算の盗塁成功率」を確認してみたところ「約62%」という低水準だったのです!!

プロだったら最低でも70%以上欲しい所ですが、原辰徳のこういった走塁成績を見てみると「俺はやっぱりホームランしか興味ねぇ!」という姿勢が伝わってきてしまい、なんだか悲しくなってきました・・・

あの「落合博満」ですら「約65%」あったんですから「大打者だってそれなりに走っているんだぞ!」というところを現役時代の原辰徳に伝えたかったですね(無念)

落合博満の現役の成績は凄すぎ!!伝説の三冠王は有言実行が出来る天才だ!

・・・まあ「走るの苦手」ということだと思いますが、そんなことより原辰徳はプロレスマニアだったということは、記事の冒頭でお伝えしましたよね!?

では原辰徳が、どれくらいプロレスに入り浸っているのか確かめてみましょう!!

原辰徳 現役 成績

原辰徳はプロレスにも精通していた!!

野球界でジャイアント馬場の死を一番悲しんでいたのです・・・

原辰徳はプロレスが大好きであり、特に「全日本プロレス」「プロレスリング・ノア」などの日本テレビ系例で放送していた団体がお気に入りのようで、よくプロレス観戦に行っていたみたいです。

また、原辰徳の引退試合の翌日に、東京ドームで行われた「激突!!新日本プロレス対UWFインターナショナル全面戦争」を観戦したり、ジャイアント馬場の訃報を聞いて、

「僕にとってのヒーローが…これ以上は勘弁してください・・・」

と人目を気にせず号泣してしまったりと、原辰徳が巨人愛以上に「プロレス愛」も強かったことが凄く伝わってきますよね!?

私も野球と同じくプロレスが好きで、私が選んだベストバウトは、

「2003年3月1日、小橋建太VS三沢光晴、GHCヘビー級選手権試合」

になりますかねぇ~

野球ファンのあなたも「とりあえず何も言わず」試合を観てもらえれば、この試合の素晴らしさが十二分にわかるはずです!!

原辰徳だって「絶対に号泣」するレベルですよ!!!

・・・涙もろい原辰徳ですが、何故、原辰徳が「若大将」と呼ばれているんでしょうか?

知っているようで知らなかった原辰徳の愛称に私がメスを入れていきますよ!!

原辰徳が若大将と呼ばれる理由を独自目線で考えてみた!!

若大将は加山雄三だけではない!!

「若大将」と言えば、原辰徳か加山雄三を思いつくと私は予想していますが、あなたはどうお考えでしょうか?

そうですね「若大将」と言えば全日本プロレスの「ジャンボ鶴田」ですよね!!

ジャンボ鶴田と言えば、全日本プロレス入団時に「若大将」と呼ばれ、バッグドロップやジャンピングニーパットでいくつもの相手をマットに沈めてきました!

現在も「最強プロレスラー」と呼び名の高い選手なのです!

・・・と、このジャンボ鶴田と原辰徳がどのような関係があるかというと、原辰徳は大の「全日本プロレスファン」であり、にわかファンの域を遥かに超えた原辰徳にとってジャンボ鶴田は「ON砲と同等な存在」なのです!!

つまり「若い時の加山雄三」に似ているから「若大将」では無く「ジャンボ鶴田のような大選手」になって欲しいから原辰徳の愛称は「若大将」なのです!

加山雄三みたいな「若大将」だったら「派手に金を使え!」しか伝わってきませんが、ジャンボ鶴田のような「若大将」だったら「ジャンボラリアットのようなホームランを決めろ!」と言われた方がしっくりきますよね!?

結果、原辰徳=ジャンボ鶴田ということでこの話を締めましょう・・・(完)

原辰徳 現役 成績

原辰徳の現役の成績は4番が定位置!では長嶋茂雄を超える選手だったのか?のまとめ

最後まで読んで頂きありがとうございます。

原辰徳の現役時代を見てきましたが、長嶋茂雄以上の本塁打率で4番打者に見合った成績をたたき出していましたよね!

また、原辰徳が大のプロレス好きだからこそ「若大将」という愛称だったことを分かってもらえたと私は信じています・・・

まあ、愛称に関しては「諸説あり」で構わないのですが、原辰徳の成績に関しては歴代の巨人の4番打者の中で「トップ10」には入る実力なので「事実」という認識でお願いしますm(__)m

原辰徳氏がこれからも野球とプロレスが好きであることを、私は願っております!!