「福良監督は、何故オリックスの監督をやっていられるんだろう。監督代行も含めて2年やっていて5位と6位だからなぁ。それとも3年目の2017年が勝負の年なのか?」
そうですね、福良淳一監督の成績を見てみると「即解任レベル」ですが、オリックスのオーナーから「続投」という命令が下ったので、本当に2017年は勝負の年なのかもしれません。
オーナーが福良淳一監督を続投させた理由を考えてみると、「采配」より「人柄」を優先したのではないでしょうか。
「人柄?うーん、それだけではシロウト目線で見ても勝てないと思うし、第一、オリックスの選手は皆『プロ』なんだから、監督に優しさとか求めちゃいけないんじゃないのかな。」
福良淳一監督の人柄は優しさも含まれていると思いますが、私は優しさ以上に選手を惹きつける「何か」を持っているんじゃないかと予想しています!
私は福良淳一監督の「何か」の正体を突き止めることが出来ましたので、野球ファンのあなたに伝えなければならないという「使命感」が生まれました!
「使命感」を全うする為に、私と一緒に「何か」の正体を見ていきましょうか!
目次
福良淳一監督はオリックスをBクラスという定位置から脱出させられるのか!?
選手の意識を変えさせ、一致団結するチームを作る!
この選手の意識を変えさせ、一致団結するチームを作る!という意識こそが、その「何か」の正体なんです!
オリックスは1996年のリーグ優勝を最後に、20年以上優勝から遠ざかっています。
私はその原因の一つに「手本となる先輩選手がいなくなった」ということがあるんじゃないかと思っています。
イチロー、田口壮、長谷川滋利、星野伸之、そして福良淳一監督本人も、メジャー移籍、引退などを経てオリックスから去っていきました(泣)
もし、上記の優秀な選手たち「全員」が何らかの形でオリックスに残っていれば、チーム状況も現状よりは良くなっていたかもしれません・・・(汗)
ただ、過去の話をしても何も始まらないので、福良淳一監督は「手本になる選手の育成」を始めた訳です!
福良淳一監督は「アウト一つ」でも「意味のあるアウト」という教えを選手に指導してきました。
その指導内容は、「アウトになるまでの過程」を細分化して、自分の理に適った結果であれば「それは良し」とする考え方を染みつけることです。
また「アウトになったがいい当たりだった」という「マイナスの中からプラスを探す」という考え方も含まれています!
結果、福良淳一監督の指導が選手一人一人に「どうやったら試合に勝てるか」という意識の変化を起こさせ、チーム全体の士気が上がってきたと私は見ています。
そして福良淳一監督の狙い通り、手本となる年長者の「T-岡田」や「小谷野」などが打撃に関し、「つなごうが合言葉になっている」とチームプレイを重んじる発言をするようになり、手本になる選手の育成に成功しました!
この姿を見た若手選手たちも先輩の背中を見て「しっかりとついていかなければ!」という意識を持つようになったのでしょう!
ただ、このやり方は「即効性」は無いと私は見ているので、福良淳一監督の勝負の年と位置付けた2017年に結果を出すのは難しいかもしれません・・・(汗)
オリックスのオーナーが2017年も我慢してくれるのであれば、福良淳一監督はBクラスからの脱出に成功する可能性が高くなりますね!
では、歴代のオリックスの監督は、どうやって「上位」を狙えるチームを作ったのでしょうか?
福良淳一監督の手本になる監督が必ずいますので、一緒に見ていきましょうか!
福良淳一監督は歴代のオリックス監督と比較して私は注文したいことがある!
福良淳一監督は歴代の名将から学ぶべきだ!!
そんなオリックスの名将たちは、
- 阪急黄金時代設立者、上田利治
- イチローの師、仰木彬
の2人になります。
まずは、上田利治から見ていきましょうか。
阪急黄金時代の立役者!上田利治
福良淳一監督ももっと知恵を絞らなければ!!
上田利治は、阪急(のちのオリックス)の監督を15年間全うし「リーグ優勝5回、日本一3回」という歴代のオリックスの監督の中でも「最強」といっても過言でない「名将」です!
そんな名将の強みと言えば、学生時代は「弁護士」を目指していた程の学力の持ち主で、かつ現役時代から監督候補にあげられるくらいの「野球理論」が武器になりますね。
そこから生み出された「スパイ野球」を主軸にし、阪急黄金時代を作り上げました!
福良淳一監督には「スパイ野球」を真似しろという訳では無く、オリックス独自の「作戦」を立てて欲しいんですよね。
今の采配は「選手を信じる!」といった部分が強いので、監督自ら知恵を絞って「対ソフトバンク用の布陣」や「対強打者用の投手の育成」など色々考えてもらいたいです。
イチローの師、仰木彬
時には豪快さも必要!!
仰木彬と言えばイチローの師として有名ですが「リーグ優勝2回、日本一1回」を達成した上田利治に続く「名将」だと私は思っています!
仰木彬は選手に寛大な監督だと認知されていますが、時には「鉄拳制裁」や「厳しい練習」を行ったりする一面もあります(恐)
要はメリハリが出来ている監督だと私は思っていますので、福良淳一監督もダラダラやっている選手がいたら一発ぶん殴るぐらいの気持ちは持っておいて欲しいですね(笑)
ただ、福良淳一監督と仰木彬の共通点は「選手に寛大」という所がありますので、どちらの監督も選手から見たら「仏のような監督」であることは間違いないです!
実は、福良淳一監督ですが、今回紹介した2人の監督の「選手」として活躍していました。
となれば、私がお伝えしたことは実は福良淳一監督には既にインプット済みであり、私の知らない所で実践しているかもしれませんね・・・(汗)
もしそうだった場合は、福良淳一監督がオリックスをAクラスに引き上げるのは、目前まで来ているということになりますね!
そんな名将の下で現役時代を過ごしてきた福良淳一監督は、どのような活躍をしていたのでしょうか。
福良淳一監督もベテランではありますが、あらためて監督としての適性を探るために私と一緒に見ていきましょう!
福良淳一の現役時代を確認し監督としての適性を探ろう!!
いい意味で目立つことなく、淡々と現役時代を過ごしました。
福良淳一のプロ1年目(1985年)は、上田利治監督率いる阪急から始まり、監督の厳しい練習に耐えられず3日で辞めようかと思っていたらしいのですが、なんとか辞めずに食らいついていきました。
プロ2年目(1986年)から福良淳一は、レギュラーに定着し主に二塁手として攻守にわたり活躍していきました。
さらにプロ9年目(1993年)の4月28日から、プロ10年目(1994年)の7月31日まで、連続守備機会無失策「836機会」の日本記録を達成しました!
こういった目立たないがチームに大きく貢献している記録は、福良淳一にとても似合っていますよね(誉め言葉)
その後は持病の腰痛や年齢による衰えにより、プロ11年目(1995年)から出場機会が減り、仰木彬監督率いるオリックスにはあまり貢献することが出来ませんでした(悲)
しかし、イチローや田口などの後輩選手から「尊敬出来る先輩」として慕われるようになり、福良淳一の「人柄」の良さが段々と周囲に広まるようになってきました!
福良淳一は、プロ12年目には「日本一」を経験し、プロ13年目に「現役引退」となりました。
福良淳一はチームにとって「縁の下の力持ち」だったと私は見ています。
活躍しなければ同じチームに「13年」も所属していませんよね。
しかし、その福良淳一の現役生活13年を現在も詳細に覚えている人はそんなに多くないと私は思います。
私は、後年の福良淳一は後輩選手にとっての「精神的な支え」になっていたと考えています。
そういった先輩がいるからこそ、イチローを始めとする田口や長谷川などがメジャーに移籍出来た可能性も十分にありますよね。
福良淳一が監督という立場でも、その役目は「不変たるもの」だと私は確信していますよ!
現役時代も人柄が評価された福良淳一ですが、実は「激怒」したことがあるのはご存知でしょうか。
「あの温厚な福良が!?」とびっくりしている野球ファンのあなたに、新事実をお伝えしましょう!
福良淳一の人柄は本当に良いのか?選手に激怒したエピソードがあるぞ!!
これは仏でも怒りますね(笑)
事の発端は、2017年の春キャンプの初日のことでした。
福良淳一監督が「園部聡」という選手を「即二軍行き」にしてしまったのです!
どういう経緯かといいますと、園部が福良淳一監督から「きょうからゲームができるか?」と言われ園部は「出来ません」と答えたそうです。
何故、福良淳一監督がこんなことを聞いたのかというと、園部の体が明らかに「太っていた」からでした(笑)
なので、福良淳一監督は「(こんなに太って)きょうからゲームができるか?」と質問し、園部も21歳という「ヤング」ですから「出来ません」などという「不要な」一言を言ってしまったのです(呆)
福良淳一監督は園部が太ったこと以上に「出来ません」という「やる気の無さ」が、激怒スイッチをONにしてしまい、園部はキャンプ開始から「6時間」で荷物をまとめ、二軍の練習場へ向かったのでした・・・
これは明らかに園部の「やる気の無さ」が原因ですよね(怒)
これが福良淳一監督ではなく、他の監督(金本など)だったら強烈な鉄拳制裁ですよ!!
逆にこれに怒らない監督は「一部の感情がダメになっている」と疑われても仕方ないですよね(笑)
また、福良淳一監督はコーチ以下に「2017年は厳しくいくぞ!」と通達しているみたいなので、もう「仏の福良」では無くなってしまったのです(悲)
これを見越して、オリックスは福良淳一監督の「鬼軍曹」グッズを商品化する為に、色々と動いているみたいですね・・・
こんなの作る暇があったら、優秀な外国人選手でも見つけてこい!!!
と思うのは私だけでしょうか・・・
最後は私が激怒してしまいましたが、実は鬼軍曹になる前の福良淳一監督と中田翔との間には、あるエピソードがあったんですよ!
「どうせ中田が怒られた話だろ(笑)」では無いので、野球ファンのあなたは期待して見てください!
福良淳一のコーチ時代に中田翔へあることを伝授していた!!
やっぱり怒られましたけど、その続きがあるんですよ!
これは福良淳一監督が、日本ハムのヘッドコーチ時代の話です。
2008年、入団1年目だった中田は「気の抜けた」守備練習を行っていました(苦笑)
練習終了後、中田は福良淳一コーチとすれ違うと「グラウンドでの公開説教」が開始されました!!
この説教の内容は「技術的なことじゃなく、態度や準備の大切さを厳しく言った」と福良淳一コーチは話していました。
ここで野球ファンのあなたに質問ですが、中田はこの時点で本当に心を入れ替えたと思いますか?
私は、中田が自分の中で葛藤しながらも心を入れ替えたと信じたいです・・・(大汗)
日ハムの中田の成績が今ひとつ!日ハムを背負う若き主砲の今後に期待!
また、2012年に中田は色々な人から「打撃フォーム」のアドバイスを受け、色々と調整していましたが調子が上がらず、それを打開するべく福良淳一コーチは中田とのマンツーマン指導を行いました。
その結果、2012年に中田は初めて20本台のホームランを打つことが出来て長打力アップに成功しました!
こうやって中田に親身になって指導してくれる福良淳一コーチは「やる気のある選手は見捨てない」という信念に基づいた行動を取ったと私は思いました。
私も「やる気のない選手」は正直いって「見捨てて結構」だと思いますし、プロ野球にそんなダラダラやっている選手を確保する余裕なんてないですよね!
福良淳一監督の考えというのは「当然」であり「プロ野球には必要不可欠」の考えだと、改めて実感されられました!
福良淳一の監督しての人柄は仏の域!仏の力でオリックスを引き揚げてくれ!!のまとめ
最後まで読んで頂きありがとうございます。
福良淳一監督は仏のような人柄以外に「自分の信念に実直な人物」ということが新たにわかりましたね。
やっぱりね、監督がヘラヘラしてたらチームだって引き締まりませんし、オリックスの為に福良淳一監督は「鬼軍曹」に変わってもらった方がいいですね!
もちろん、福良淳一監督には「鬼」と「仏」のバランスを上手く保ってオリックスをAクラスに引き上げてもらいたいです。
福良淳一監督率いるオリックスバファローズを心から応援しております!!