「今回は岩隈久志のメジャーリーグ編だけど、うーん・・・やっぱりダルビッシュ有や田中将大と比べると見劣りしちゃうんじゃないの?ハンカチ王子みたいに、こき下ろしたりしない?」
あ、バレました・・・ってそんなことはしませんし、岩隈久志の2016年までのメジャー通算勝率は「.630」で、近鉄楽天時代の通算勝率(勝率.608)より高い数字なんですよ!!
難易度が高いメジャーで活躍している岩隈久志をハンカチ王子と同等に見ることは「不可能ッ!!」です。
また、2016年までの通算防御率も「3.39」ですから、岩隈久志はメジャーの打線に助けてもらってばかりの成績では無く、立派に自立した投球を私たち野球ファンに披露していたのです!
「ええっ!?そうなの?んじゃ、これまでの岩隈久志の成績を見て・・・ってホントだね。すげー頑張ってるよ!!プロ野球時代とほとんどかわりねーじゃん!」
そうなんですよね、トータル的に見ると岩隈久志のメジャーでの成績って、近鉄楽天時代とほとんど同じなんですよね。
つまり、岩隈久志は「安定感抜群」でメジャーを渡り歩いていることになると私は思っているのですよ!
「メジャー行きは失敗する!」を見事にひっくり返した岩隈久志ですが、ここからはキッチリと残してきた成績に触れていきましょう!
岩隈久志は「過大評価」されず、実力で「活躍出来るチケット」を手に入れた数少ない日本人投手だと私は見ています!
目次
岩隈久志のメジャーの成績は期待以上の結果を見せることで契約延長を勝ち取った!!
1年契約が6年目まで延長することが出来ました!
チームにとって必要な存在に成長していた岩隈久志のメジャー時代を、
- メジャーを代表する選手へ!メジャー1年目から3年目
- もうひと踏ん張りいける!メジャー4年目から5年目
の2つでお伝えします。
まずは、岩隈久志のメジャー1年目から見ていきましょう。
メジャーを代表する選手へ!メジャー1年目から3年目
サイ・ヤング賞候補でした!
岩隈久志は、2012年の1月5日に「シアトル・マリナーズ」と年俸約150万ドル+出来高約340万ドルの1年契約を結びました。
ダルビッシュ有との「6年で約6000万ドル」と比べても低い年俸であり、岩隈久志の期待の低さも伺えますが「9勝5敗、防御率3.16」となかなかの好成績を残し、オフに「約1400万ドルの2年契約」を勝ち取りました!
2年目の岩隈久志は年俸が上がったことで、成績も上り調子となり「14勝6敗、防御率2.66」のハイレベルな成績を残し「サイ・ヤング賞の投票で3位」になる程の評価ぶりでした!
3年目は、4月までは故障者入りしていた岩隈久志ですが、それでも安定感が欠けることなく「15勝9敗、防御率3.52」と防御率こそ後退してしまいましたが、先発投手の役目は十分に果たしました!
また、オフに「契約更新」となり岩隈久志のメジャー4年目も勝ち取ることが出来たのでした!
私が一番びっくりしたのは、岩隈久志が「サイ・ヤング賞候補」だったということです。
正直言ってサイ・ヤング賞は「沢村賞より格上の賞」になりますから、岩隈久志は1シーズンだけでもメジャーの頂きに手をかけていたことになりますよね!
しかも、毎年のように契約期間を延ばしていきますから、マリナーズも覚悟を決めて「10年」ぐらい一気に延長してやったほうがいいと思うんですけどね・・・
もうひと踏ん張りいける!メジャー4年目から5年目
ケガが悩みの種となっています・・・
岩隈久志のメジャー4年目は「背筋のケガ」で2ヶ月ほど戦前離脱してしまいましたが、なんとかシーズン中に復帰を果たし「9勝5敗、防御率3.54」と最低限の仕事を果たすことはできました。
5年目の岩隈久志はケガを挽回するべく先発としてフル活動し「16勝12敗、防御率4.12」と、防御率の高さに目がいってしまいますが、勝ち運に恵まれなんとか繋ぎ止めた形となりました(危)
そして、6年目以降も「契約更新」により、なんとかマリナーズに残れることとなった岩隈久志なのでした・・・
うーん、岩隈久志の衰えが見えてきている感じはしますが、これからケガさえしなければ、あと2、3年は頑張れそうな気がするんですけどね・・・
岩隈久志も「松井秀喜」のようにメジャーで「現役引退」したいと思うので、私は「もうひと踏ん張り」ってところかなーと見ています!
2017年現在の岩隈久志ですが、5月10日に「右肩のケガ」で7月下旬現在も調整中となっていますが8月中には復帰しそうなので、復帰戦を期待したいですね!
と、このように現在もケガに悩まされている岩隈久志ですが、一級品の投球術を持っているのに非常にもったいないと私は思っています。
そのもったいない投球術を、私の鋭い視点で野球ファンのあなたにお伝えしてきますので、次の項も見るべきなんじゃないのかなーと思います(笑顔)
岩隈久志のメジャーの成績維持の理由はスプリットの制球力が物語っている!!
魔球スプリットは、やはりメジャーを攻略するカギとなっていた!
スプリットと言えば「田中将大」が得意とする変化球でお馴染みだと思いますが、岩隈久志もスプリット使いとして有名なのです!
その岩隈久志の実力は近鉄楽天時代にメジャーのスカウトから、
「スプリットはメジャーでも最高級かも・・・」
と言わしめる程のスプリットのキレであり、また、
「コントロールはダルビッシュよりずっと上!」
と制球力の高さも評価されていたのです!
このメジャーのスカウトが言ったとおりに岩隈久志は、
「メジャーの打者が手出しできないところにスプリットを投げて、もし手を出されてもゴロになるようなボールを投げる!」
と岩隈久志は有言実行を行い、メジャーの大舞台で安定した活躍を見せることが出来たと私は思っています!
いやぁ、スプリットって本当にメジャーでは有効なんですね。
・・・ん?だったら「スプリットだけ徹底的に鍛え上げて、テストを受けたら華々しいメジャーデビューが待っている!」ってことですか??
ファンの皆さん、これは朗報ですよ!!
私が中心となって「最強スプリット育成教室」を開きたいと思いますので、まずは資金援助の方を・・・
と、私の頭が熱さでやられてしまったみたいなんで、頭のクールダウンも兼ねて、次は岩隈久志のノーヒットノーラン達成について見ていきましょう(この記事を書いたのが真夏)
岩隈久志は野茂英雄以来となるノーヒットノーランを達成した偉大なる投手!!
監督はトイレを我慢して、岩隈久志の雄姿を見守っていました!
2015年8月12日オリオールズ対マリナーズ戦で、岩隈久志は先発投手として登板しました。
岩隈久志はいつも通りに低めに変化球を集めて、相手打者からアウトをとっていきました。
するとマリナーズの監督「ロイド・マクレンドン」は、5回の岩隈久志の投球を見て「あれ?これ、ノーヒットノーランいけんじゃね?」と思ったらしく、トイレに行くのを我慢し始めたのです(笑)
岩隈久志のノーヒットノーランが先か、監督が漏らすのが先か、ある意味我慢比べとなっていましたが、そんなしょうもない比較はさておき、岩隈久志はノーヒットノーランのまま9回まで辿り着きました!
9回になると、マリナーズの本拠地セーフコ・フィールドは異様な雰囲気に包まれて、岩隈久志がストライクを取るたびに「YEAH!!」と「拍手」が巻き起こる状態となっており、岩隈久志にプレッシャーを与えます(笑)
そして、9回2アウトで、プレッシャーに負けず打者をセンターフライに打ち取ると、岩隈久志の周りにチームメイトが集まり、岩隈久志に水をかけたりして「祝福」し始めました!!(手荒い)
それはまさしく「ワールドシリーズで優勝」したような光景でした(感動)
実は、岩隈久志のノーヒットノーランは「メジャーで初の完封勝利」であり、これ以降も完封をしたことがないのです!(汗)
凄い完封デビューですよね!メジャーでのノーヒットノーランの先輩「野茂英雄」もびっくりしているはずです!
私も中学時代にノーヒットノーランをやられたことはありますが、負けたチームの私が「この投手すげぇな」って思っちゃったりしたもんですから、ノーヒットノーランはいつ、どこでも「偉大」なモノなのです!!
偉大と言えば、岩隈久志のクイックモーションもメジャーの中でも偉大な部類になると私は思いますので、その凄さを見ていきましょう!
岩隈久志はメジャー屈指のクイックモーションの持ち主だった!!
日本の投手だったからこそ、成し遂げた偉業なのです!
岩隈久志は、メジャー3年目の2014年に「被盗塁成功率0%」を達成していました!
これはどんな数字かといいますと「岩隈久志が登板すると、相手チームは盗塁を成功させることが出来ない!」という、ランナーを塁に「呪縛」させているような記録なのです!!
そして、0%を成し遂げた最大の理由が岩隈久志の「クイックモーション」なのです!!
楽天時代は特にクイックが上手かったとされている岩隈久志ですが、当時の楽天コーチも、
「すごく速いよね。あれではランナーは走れない。」
と岩隈久志を褒めちぎっていましたから、相当速かったのでしょう!!
また、メジャーではプロ野球程クイックがそれほど浸透していなかったこともあり、メジャーのランナーでも岩隈久志の「高速クイック」にはついてこれなかったと私は思っています!
クイックが上手いと、ランナーは塁に釘付けとなってしまうので、本当に岩隈久志のクイックは「呪縛」の力があったのかもしれません・・・(超能力)
「呪縛」を持っていたことが判明した岩隈久志ですが、メジャーに移籍する際、元チームの楽天でお金にまつわる問題が起きていたらしいのです!
真相は定かではありませんが、私とあなたでその謎に迫ってみましょう!!
岩隈久志のメジャー移籍の裏で起きていたお金の問題とは!?
楽天はちゃんと岩隈久志と話し合ったのでしょうか・・・
楽天時代の岩隈久志についてさかのぼりますが、2010年のオフ、岩隈久志は「ポスティングシステム」を使い「アスレチックス」と交渉しますが、岩隈側が「7年で1億2500万ドル」要求し、結局破綻となったそうです・・・
しかし楽天側は、このポスティングシステムで岩隈久志が合意してメジャーに旅立つと思っていたらしく「岩隈久志の落札金額」と「岩隈久志が抜けることによる年俸額減」を予定(計算)していました。
結局、予定は崩れてしまい「松井稼頭央」や「岩村明憲」の元メジャーリーガーの獲得で楽天の予算が「圧迫」されてしまい、予算確保の為に若手選手の「渡辺直人」を金銭トレードに放出したのでした・・・
私からこの一件を言わせると「捕らぬ狸の皮算用」ですよね、楽天が。
世間では「岩隈久志が悪い!」とされており、一部では「銭隈」なんて呼ばれていますが、楽天は岩隈久志の動向をちゃんと確認した上で、チームの補強を行うべきでしたよ!
また、岩隈久志がアスレチックスに対して「7年で1億2500万ドル」は確かに吹っ掛けすぎかなーと思いますが、やっぱり、収入面って大事ですから、野球の投球とは逆で「高め、高め」に行くもんなんですよ。
強欲な岩隈久志だと思いますが、実際の投球ではしっかりと「低め、低め」にスプリットが決まっているので、この件は許してやってください!!!
岩隈久志のメジャーの成績は好調!メジャーの舞台で進化した投球術に着目!!のまとめ
最後まで読んで頂きありがとうございます。
岩隈久志のメジャー編を見てきましたが、あなたが思っていた以上に岩隈久志はいい投球をしていたと思いませんでしたか?
ノーヒットノーランも達成して、メジャーの一流投手の仲間入りを果たした訳ですから、岩隈久志は「ダルビッシュ有」「田中将大」以上の投手であっても問題ないのです!!
2017年現在はケガに苦しんでいますが同年中に復帰して、また2018年からは私たち野球ファンに快投をみせてくれるはずなので、みんなで岩隈久志選手を応援していきましょう!!