「プロ野球の日本シリーズって俺が生まれる前からやってて、歴史ある戦いだよな。そんな歴史の中で、何か面白い情報とかってあった?」

それは、日本シリーズの様々な歴史と交えてお話してきます!!

日本シリーズといえばプロ野球のペナントレースの最終決戦として、様々なドラマが生まれてきました。

日本シリーズのドラマの例を見ていくと「エースが滅多打ちに合う」「意外な選手のサヨナラ打」「延長に継ぐ延長」「自然の力によるコールドゲーム」など、様々な内容になっていますね。

また、誰もが予想できないような結果も生まれており、通常のペナントレースとは一味違うのが日本シリーズの醍醐味です!

日本シリーズの優勝回数については、意外と知られていない事実だと私は思っておりますので、その結果を一緒に見ていきましょうね!

プロ野球日本シリーズの歴代王者の回数が多いリーグはどっち?

日本シリーズの歴代王者回数が多いのは「セ・リーグ」になりますが、近年は「パ・リーグ」が多く勝ちを収めています!

1950年から2016年までの日本シリーズの結果は以下の通りです。

セ・リーグ 35勝!
パ・リーグ 32勝!

私の予想では「セ・リーグが多い」ということで合っていたのですが、日本シリーズの優勝回数はまさかの「接戦」だったとは予想外でした(汗)

セ・リーグには「巨人」という「常勝軍団」が存在しているので「セ50勝、パ17勝」ぐらいだと私は思っていました(笑)

でも、ここ20年(1996年~2016年)の勝敗を見てみると「セ8勝、パ13勝」とパ・リーグの方が勝っているんですよ。

こうなった原因は、セ・リーグは巨人頼りのリーグだった為、その巨人が弱くなったと同時にパ・リーグの逆襲が始まった、と私は予測します!

このまま巨人が大して強くない状態が続くと、本当に日本シリーズでセ・リーグが勝てなくなり、勝敗バランスが取れなくなってしまいますよ!


まずは、巨人がしっかりと帯を締め直して、近年発生している「日本シリーズ常勝」パ・リーグに一泡吹かせる必要があると私は思っています!

そうすれば「日本シリーズでセ・リーグよえぇからなぁ・・・」という風潮も無くなっていくでしょう!

日本シリーズでの「セ・リーグ弱い説」を払拭する為に、過去のセ・リーグ王者の記録を確認する必要がありますよね。

まあ、巨人はきっと1位だとは思いますが、2位以下はどのチームなのかよくわからないと思いますので、早速見ていきましょうか。

プロ野球 日本シリーズ 歴代 回数

プロ野球日本シリーズのセ・リーグ王者の優勝回数トップ3!

巨人が1位なのは予想通りでしたが、2位がヤクルトだったのは意外でした。

では、日本シリーズのセ・リーグのトップ3は、

  • 22回優勝、読売ジャイアンツ
  • 5回優勝、ヤクルトスワローズ
  • 3回優勝、広島カープ

の3チームになります。

まずは、ジャイアンツについて見ていきましょう。

22回優勝、読売ジャイアンツ

これぞ、王者の風格ですね!

まぁ「巨人あっての日本シリーズ」と言っても過言ではないですね。

巨人の日本シリーズでの通算成績は「出場33回、優勝22回、負け12回」となります。

率直な感想は「日本シリーズ出すぎだろ!」ですかね(笑)

あとは「V9時代」に稼いだ貯金がありますが「いつまでも過去の栄光に引っ張られているから」近年は日本シリーズ優勝から遠ざかっていると私は思っています。

ちなみ巨人はよく「日本一奪還」という言葉を使いますが、別に「優勝すること」は巨人だけの特権でも何でもないので、不適切な表現だと私は強く訴えます!!

5回優勝、ヤクルトスワローズ

日本シリーズ5回出場のうち3回優勝は「野村監督」のおかげです!

ヤクルトの日本シリーズでの通算成績は「出場7回、優勝5回、負け2回」となります。

日本シリーズの優勝に大きく貢献しているのが「野村克也監督」の存在です!

彼がヤクルトの指揮を取るようになってから「古田敦也」「石井一久」「伊藤智仁」などの有名選手を育て上げ日本シリーズに出場出来るような、見事な選手を育成しました。

その結果、万年Bクラスのヤクルトを「3度も日本シリーズで優勝」させた野村克也の手腕は「野村再生工場」と表現されることが多かったと私は思っています。

私も「野村再生工場」で色々と直してみたいのですが、どこを直していいのか良くわかっていないので、野村監督には私自身の「カウンセリング」をお願いしたいです(笑)

3回優勝、広島カープ

最近は強いイメージがある広島ですが、昔は日本シリーズで優勝する強い時代がありました!

広島の日本シリーズでの通算成績は「出場7回、優勝3回、負け4回」となります。

日本シリーズ出場回数7回は意外で、しかも負け越しているんですね・・・

2016年の日本シリーズも日ハムにやられてしまったので、広島はパ・リーグに弱いのでしょうか。

広島が「赤ヘル旋風」と言われていた強い時代が1980年代になりますが、私はまだ生まれていなかったので正直「凄さ」を実感出来ていません(笑)

でも、今の「強さと凄さ」はしっかりと実感しているので、あと2、3回リーグ優勝すれば日本シリーズでも優勝出来ると、私は強く思っていますよ。

セ・リーグの日本シリーズ優勝回数の2/3以上が「巨人」のおかげでしたね。

「巨人あとその他がセ・リーグです」と紹介されてもあまり問題ないですよね(笑)

という笑い話は過去の話で、現状のセ・リーグは混戦状態が続いているので、巨人以外のチームは隙をついて、日本シリーズに出れるように頑張りましょう!

そして頑張った先にいる相手はパ・リーグ王者になる訳ですが、パ・リーグ王者の優勝回数トップ3も気になりますよね。

セ・リーグのように「巨人一辺倒」みたいな結果では無いと私は思いますので、バランスの良いトップ3を見ていきましょう!

プロ野球日本シリーズのパ・リーグ王者の優勝回数トップ3!

やはり西武が強かった!

近年ではソフトバンクも回数を増やしてきています!

それでは、日本シリーズのパ・リーグのトップ3は、

  • 13回優勝、西武ライオンズ
  • 7回優勝、ソフトバンクホークス
  • 4回優勝、オリックスとロッテ

の3チームになります。

まずは、西武について見ていきましょう。

13回優勝、西武ライオンズ

1980年から1990年代前半は「西武の日本シリーズ」といっても問題ありません!

西武の日本シリーズでの通算成績は「出場21回、優勝13回、負け8回」となります。

巨人のような「日本シリーズ常連」では無いですが、それでも「常勝軍団」の名に恥じぬような結果ですよね。

特に常勝軍団として「森祇晶(まさひこ)」監督時代は「AKD砲(秋山、清原、デストラーデ)」を筆頭に、日本シリーズで6度の優勝を達成しました!

私から見た森監督は常にサングラスをかけており「マッカーサー」を彷彿させるような顔立ちでした(怖)

また「清原に社会の仕組みを教えなかった」という出来事があったので「野球以外を教えるのがヘタ」という印象を持っています(汗)

近年は2008年から日本シリーズで優勝出来ていませんが、最近はようやく「常勝軍団」の雰囲気が出てきたので「日本一」達成もそう遠くはないでしょうね。

7回優勝、ソフトバンクホークス

王貞治監督が作った「下地」を今もしっかりと継承しています!

ソフトバンクの日本シリーズでの通算成績は「出場16回、優勝7回、負け9回」となります。

1995年のダイエー時代から王監督が指揮を取るようになりましたが、以降3年は結果が出ずに「5位、6位、4位」とBクラスが定位置でした。

ダイエーファンはこの結果を受け止めることが出来ず、選手が乗っているバスに「生卵」を投げるという暴挙を起こしてしまいます・・・(悲)

しかし、次第に結果が出るようになり王監督時代には日本シリーズで「2度の優勝」に輝きました。

その後ソフトバンク時代に突入し、秋山監督、工藤監督と引き継がれていき、日本シリーズでは「3度の優勝」を達成しました!

監督が代わっても大きく負けない所は「選手の育成が上手い」ことと「ソフトバンクの資金力」が、日本シリーズで優勝させる大きな要因だと私は思います!

4回優勝、オリックスとロッテ

オリックスは1970年代後半、ロッテは2000年代を中心に優勝を重ねています。

同数の優勝回数ため、オリックスとロッテはまとめて紹介していきます。

まずは、オリックスの日本シリーズでの通算成績は「出場12回、優勝4回、負け8回

つぎに、ロッテの日本シリーズでの通算成績は「出場6回、優勝4回、負け2回」

正直、私は「どちらも日本シリーズには無縁のチームだなぁ」と見ていましたが、こうやって数値にするとしっかりと優勝をしているんですね(汗)

オリックスが優勝した時は「イチロー」が所属していた時、ロッテが優勝したのは阪神に「圧勝」した時なので、それぞれ1回ずつしか日本シリーズで優勝してないと勘違いしていました(笑)

近年は、どちらのチームも優勝からは離れていますが、チャンスは巡りまわってくるモノでもありますから、特に20年以上日本シリーズで優勝していないオリックスはチャンスかもしれませんよ!

西武が日本シリーズで多くの優勝を獲得していたことは知っていましたが、本当にロッテとオリックスの結果は意外でした。

今のパ・リーグはソフトバンクと日ハムが強いですが「楽天」でも日本シリーズで優勝しているので、どのチームが優勝するかなんて、なかなか予想は立てづらいですよね。

そんな予想が難しい日本シリーズですが、過去の私的「ベスト試合」を紹介していきますね。

色々な試合があるかと思いますが、野球ファンのあなたの期待からは逸脱することはない試合を選びましたので、一緒に見ていきましょうね!

プロ野球 日本シリーズ 歴代 回数

プロ野球日本シリーズのベスト試合を紹介!

どちらの試合も負けず劣らずの日本シリーズに相応しい内容となっています!

私が紹介する日本シリーズのベスト試合は

  • 1992年、西武対ヤクルト第6戦
  • 2013年、巨人対楽天第7戦

の2試合になります。

まずは、西武対ヤクルトについて見てみましょう。

1992年、西武対ヤクルト第6戦

逆転、逆転、大逆転の日本シリーズの歴史に残る「シーソーゲーム」でした!

西武は3勝2敗とあと1勝すれば、日本シリーズでの優勝が待っていましたが、試合は両チーム計6本のホームランが出る「空中戦」となりました。

西武が6回に3点を取り6-5とリードしましたが、ヤクルトもその裏に1点を取り6-6の同点としました。

その後もヤクルト、西武の順番で点数を入れていき、最終的にはヤクルトが延長10回裏に「代打、秦」が「サヨナラホームラン勝ち」を決め、7-8で西武に勝利しました。

私はこの試合を実際に見たことは無く、当時のスポーツニュースや日本シリーズ特集などで見た記憶があります。

この試合でホームランが量産された原因の1つは当時の神宮球場のフェンスが低すぎることです!

1995年には金網を追加するのですが、西武にとっては追加するのが遅かったですかね(笑)
この勢いのまま、ヤクルトは日本シリーズで優勝するのかと思いきや、第7戦は2-1で惜しくも負けてしまいます・・・

2013年、巨人対楽天第7戦

田中将大、日本シリーズで優勝して、有終の美を飾る!

この試合の前の第6戦、3勝でリードしていた楽天は、先発を「24勝0敗」の田中に指名します。

私はこの采配を見て「今日で楽天優勝だな」と思ってテレビ中継を見ていると、不思議なことに4-2で巨人が勝ってしまいました。

そして第7戦目の楽天の先発は「美馬」という田中と比べると全て劣っている投手なんですが、まさかの9回まで巨人を完封します!

9回に田中がリリーフとして登場し、しっかりと0点で抑えて日本シリーズ優勝を決めます!!

いやー凄いですね、2013年の楽天は「田中あっての日本シリーズ優勝」ですよね。

私の友達が球場で試合を見ていたらしいですが「感動して泣いた」と言っていました。

私も無理して次の日会社を休む勢いで、球場に行けばよかったと後悔しています(泣)

どちらも素晴らしい試合でしたが、やはり実際に観戦した方が鮮明に記憶に残っていることがわかりました(汗)

今後は欠かさず日本シリーズを、全試合録画する勢いで観戦していきますよ!

では、今度はベスト試合とは反対の位置づけになる「面白試合」を紹介していきますね。

プロ野球日本シリーズの面白試合を紹介!

どちらも日本シリーズらしからぬ「お粗末」な試合でした・・・

ではその「面白お粗末な」試合は

  • 濃霧によるコールドゲーム!
  • 守備妨害によりサヨナラ日本一決定!

の2試合になります。

まずは濃霧によるコールドゲームについて見ていきましょう!

濃霧によるコールドゲーム!

本当にコールドゲームになって良かったと思います!

2005年の阪神対ロッテの日本シリーズ第1戦ですが、7回裏までに1-10とロッテの大量リードが決まってしまいます。

「これ、あと何点入るんだろうと・・・」と阪神を少し心配して、日本シリーズのテレビ中継を見ていたのですが、急に球場が白い煙におおわれました。

阪神ファンが「こんな試合やめっちまえー」と発煙筒を投げ込んだ訳ではなく「濃霧」が発生してしまったのです。

最終的にはこの「濃霧」により、「日本シリーズで初の」コールドゲームとなりロッテは勝利を飾りました。

「濃霧」によって阪神は「これ以上の醜態」を日本シリーズでさらさずに済んだのではないでしょうか。

守備妨害によりサヨナラ日本一決定!

阪神側には絶句するような結果となってしまいました・・・

2014年の阪神対ソフトバンクの日本シリーズ第5戦、ソフトバンクは9回裏0-1とリードしたまま、1アウト満塁となり、打席には阪神「西岡」を迎えました。

西岡がファーストゴロを打つと、すかざすホームに投げて2アウトになり、そのままファーストに投げました。

そうするとファーストがボールを取ることが出来ず、その間にホームにランナーが生還して「同点」となるはずでしたが、ファーストがボールを取ることが出来なった理由が

「西岡がファールラインの内側を走って、ファーストに向かったことによる『守備妨害』でアウト」となり、点数は認められず、阪神はそのままサヨナラ負けとなりました・・

日本シリーズで優勝を決めるこの試合で、守備妨害はやるべきことではないですけど、西岡が一生懸命走った結果なので「西岡最悪!」とは強く言えないのも確かですよね。

と思うと、私も「絶句」してしまいました・・・

プロ野球 日本シリーズ 歴代 回数

まとめ

最後まで読んで頂きありがとうございます。

現状では日本シリーズ優勝回数はセ・リーグが「僅か」リードですが、巨人が輝きを取り戻すことと、他のセ・リーグチームがもっと頑張らないと、パ・リーグにやられてしまいます(泣)

逆にパ・リーグは「ソフトバンク」「日ハム」の2強ばかりにならないよう、監視していないといけないですね(笑)

私はセ、パのチームバランスが取れていれば良いと思っているので「広島強すぎ」「ソフトバンク強すぎ」「中日弱すぎ」「オリックス弱すぎ」みたいな状態がずっと続かないことを祈っています。

それと同時に、2017年度もよい日本シリーズになることを祈っております!!