「ホームランだよな、ホームラン。ほら、プロ野球の一番いいところはなんですか?って聞かれたら、ホームランって言うよな?」

その通りです!!

試合に出ている選手も、観戦している人もホームランを見ればみんな幸せになりますからね!

しかし、ホームランは毎試合出るようなものではありませんし、シーズンを通して1選手が何百本も量産出来る程、甘くはありません。

ホームランというのはプロ野球の中でも「限られた選手」が量産することを許された「必殺技」といっても過言ではありません!

「確かに必殺技だな。ホームランを食らった相手チームは、点数差というダメージを受けてしまうからな。でも、ホームランって王貞治やバレンティン以外は、量産することが出来ていないんだろ?」

それは、野球をよく観てない証拠ですね、にわかファン認定です!!

ホームランを量産した「ホームラン王」はいつの時代にも存在しましたし、特定の記録を出すことで、王貞治やバレンティン以外でも「ホームラン伝説」を残すことだって可能なんですよ。

そんなホームランから見るプロ野球の「伝説」や「偉業」を野球ファンのアナタと一緒に見ていこうじゃありませんか!

プロ野球のホームランの記録は人間離れした男の偉業!

「代打逆転サヨナラ満塁優勝決定ホームラン」が一番の偉業です!!

プロ野球の歴史の中で、こんなに「破壊力」のあるホームランはもう見れないと私は思っています!

これは2001年9月26日のオリックス対近鉄の「シーズン最終戦」で、この試合に勝てば「近鉄がシーズン優勝」という大一番でした。

試合状況は、9回裏5対2とオリックスがリードしていましたが「ノーアウト満塁」と近鉄にチャンスが訪れ、「代打」で「北川博敏」が登場し、2ストライク1ボールのカウントから4球目に・・・

「代打逆転サヨナラ満塁優勝決定ホームラン」を放つことになりました!!

打った瞬間に近鉄ベンチから選手が飛び出して、打った北川はジャンプしながら塁を回っており「嬉しさがチーム全体から出ている」ことがすぐにわかりました(歓喜)

元々、北川という選手はホームランバッターではありませんし、ホームラン王になれる程ホームランを打っていないんですよね。

私から見たら「せめて犠牲フライなら打つか」ぐらいの期待度の選手ですからね、それを2度と見ることは出来ない「伝説」のホームランを放つんですからね、ホントに野球って何が起こるかわかりませんよね。

これがもし漫画やアニメでこういった展開が出たら「なんだこれ、ひねりなさすぎ・・・」と冷めてしまいますが、現実で観たら「なんだこれぇ!?すげえぇぇ!!!」と体の底から熱くなりますよね!!不思議です!

この一発を放った北川は、王貞治やバレンティンなどと同等の「ホームラン王」といっても問題ありませんよね!

では、ここからは北川の一発のスゴさとは違い、コツコツと積み上げてきた通算ホームラン数について見ていきましょうか!

プロ野球 ホームラン 記録

プロ野球のホームラン王の記録がスゴイ!通算ホームラン数が尋常じゃなかった!

現在、樹立している通算ホームランの記録を超すことは「難題」であることは間違いありません!

だからこそ、私は、これらの記録を超える「現役選手」が誕生することを、心から願っております!

では、通算ホームラン数トップ3の選手は

  • 世界記録保持者、王貞治
  • 打席に立った回数日本一、野村克也
  • 年を取ってもホームランを量産、門田博光

の3選手になります。

まずは、王貞治から見ていきましょう。

世界記録保持者、王貞治

名前からにじみ出る「王」の貫禄は、本物の「侍ジャイアンツ」ですね!

王の持つ通算ホームラン数は「868本」

そんな王が何故こんなにホームランを量産出来たかというと「一本足打法」がスゴイからですね。

何がスゴイかというと「あんな打つのに負担がかかる打法」でホームランを量産していることが、尋常ではないということです。

一本足打法は打つ瞬間に足を結構上げるんですが、あんなに上げる必要は無く、空き缶1個分ぐらいあげれば十分だと、中学時代5番を打っていた私は強く思っています。

あんなに足をあげてしまったら、体勢が保てなくなるし、打つときに力が入りづらくなるんじゃないでしょうか(汗)

ところが王はその一本足打法を畳が擦り切れる程練習を重ね、さらには「日本刀」を使っての練習を取り入れ、私から見たら「一体、王貞治は何をやっているんだろう・・・」と疑問すら出てくる練習をひらすら繰り返していました。

結果、王の一本足打法は構えた瞬間のフォームが「もの凄く」綺麗で、体の真ん中に一本「芯」が通っているようにも見えました。

その結果が「通算ホームランの世界記録達成」という快挙を生んだ訳ですね!

私も王の「侍のような練習」を真似すれば、ホームランを量産出来るのかなぁ・・・

打席に立った回数日本一、野村克也

今でも「ある形」でホームランを打ちます!

野村の持つ通算ホームラン数は「657本」

それと合わせて野村は「11970打席」という最多打席の日本記録も保持しています。

しかも一番守備が大変な捕手での出場、また「監督兼任選手」としても出場していますので、普通の選手との負担を考えると、相当大変だったんじゃないでしょうか(汗)

試合に出場するだけでも一苦労なのに、通算ホームラン数が王貞治に続く第2位ですから、本当に素晴らしいです!

現在は野球に対して色々とボヤく「おじいちゃん」として認知されていますが、現役当時と監督時代の活躍を振り返ってみてください。

そうすると、野村から放たれる言葉の一言一言は「ホームラン」のように価値のあるモノだということがわかってきますよね。

年を取ってもホームランを量産、門田博光

足をかばう為に「ホームラン量産」をやり遂げます!

門田の持つ通算ホームラン数は「567本」

プロデビュー当時は「打率.300」を維持する、ホームランを量産するような打者ではありませんでした。

しかし10年目のキャンプ中にアキレス腱を断裂してしまい、その後の打撃スタイルに大きな影響を与えて、

「ホームランを打てば足に負担はかからない。これからは全打席ホームランを狙う」

という言葉が門田から出ることになりました。

その後は、有言実行とまではいきませんでしたが、40歳でホームランを「44本」と衰えを感じさせない打撃スタイルを引退直前まで見せ付けました。

門田の目標のデカさは見習うべきところですし、野球以外でもそういった考えは適応されると私は思っています。

王貞治以外にも素晴らしいホームラン王が存在していたことが分かったでしょうか。

現役選手はこれら「伝説」のホームラン王の記録を超える為に「むやみにメジャー」へいってほしくないのですが、難しいですかね・・・(泣)

でも、シーズンホームラン数ならメジャーに行く前でも達成できると思うんですよね。

といってもシーズンホームラン数の記録も凄まじいことは確かなので、実際どうなのか一緒に見ていきましょうか!

プロ野球のホームラン王の記録がスゴイ!シーズンホームラン数がハンパなかった!

さすが、外国人選手ですよね、これが本当の「助っ人」ですよ!

その反面、日本人選手では太刀打ち出来ないのか、と心配になります・・・

では、シーズンホームラン数トップ3の選手は

  • 王の記録を超えた男、バレンティン
  • ハイレベルなホームラン競争、ローズとカブレラ
  • 虎の最強助っ人、バース

となります。

ちなみに王貞治は「55本」でランクインしているのですが「通算ホームラン数」の項で紹介しましたので、ここでは割愛させていただきます。

まずは、バレンティンから見ていきましょう!

王の記録を超えた男、バレンティン

「31」に好かれている男?

バレンティンと言えば、当時のホームラン記録55本を保持していた王貞治の記録を更新して、シーズン「60」本を達成した選手です!

今回はバレンティンの成績に関して、とある共通点を見つけたのでご紹介します。

バレンティンは2011年からヤクルトに入団し、2016年までの6年間のうち4年はシーズンホームラン数が「31本」になっているんですね。

これをただの「偶然」として片づける訳にはいかなかったので、31という数字はどういった意味があるのか調べました。

すると、31は「五大吉数」というご利益の良い数字になるらしく、「ツキ」「才能」「繁栄」などが上がるらしいです。

ということは、2013年にシーズンホームラン数「60本」を達成したので、その前の2011年、2012年はどちらとも「31本」を打っていることになりますから・・・

バレンティンに「五大吉数」の効果が出た!!!

信じるか信じないかは、野球ファンのあなた次第です(笑)

ハイレベルなホームラン競争、ローズとカブレラ

彼らを見て「王貞治超え」の難しさが分かりました。

ローズは2001年に、カブレラは2002年に、それぞれシーズンホームラン数「55本」を達成しました。

当時のパ・リーグは、彼ら2人の「ホームラン競争」状態だったと私は記憶しています。

2008年に彼らは、オリックスでチームメイトとして合流し、ホームランを量産するはずだったのですが「全盛期」のようには上手くいかず、もし「全盛期」だったら2人合わせて「100本」以上のホームランを打ってくれたことでしょう・・・(悲)

また2人が「王貞治」の55本に並ぶと、気のせいかも知れませんが「フォアボールが増えたり」「敬遠が増えたり」となんだか「打たせないようにしている」投球が見られました。

これはもしかしたら、王貞治に対して選手が「忖度」したのではないかと私は思っています(汗)

虎の最強助っ人、バース

阪神にとっては「神」のような選手なのに・・・

バースと言えば、シーズンホームラン数54本、2年連続三冠王など、他に類を見ない活躍した外国人選手ですね。

バースは阪神ファンから阪神を日本一に導いた選手として「神」と呼ばれているらしいです。

そんな他称「神」がある理由で阪神からシーズン途中に退団することになってしまいます。

それはバースの長男の「医療費」の支払いに関するトラブルが発生してしまい、結果、バースを解雇することになってしまいました(泣)

その後、阪神から示談金を支払い事態は解決したのですが、こういう形で「最強助っ人」を手放すなんて、バースが抜けたあとの阪神が「暗黒時代」に突入するのも納得できますね(汗)

現在は、日本人選手と外国人選手の扱いは平等だと思いますが、時代をさかのぼると「雑」に扱っていた部分もあるのではないでしょうか。

そういった逆境の中でも記録を出す外国人選手は、ホームランを打った以上に褒めたたえるべきだと私は強く思いますね。

もちろん、ホームランを打って褒められないことはあり得ないのですが、それ以上にあり得ないホームランが存在するのはご存知ですか?

ちょっと特殊なホームランをピックアップしてみたので、一緒に見ていきましょうね!

プロ野球 ホームラン 記録

プロ野球のホームラン王でも実現するのが難しいホームランとは?

狙っては打つことが出来ないホームランばかりです!

そんなホームランは以下の3つになります

  • 東京ドームのスピーカーに直撃!!
  • 西武ドームの天井に激突!!
  • メジャーのオールスターでランニングホームラン!!

最初に東京のドームのホームランについて見てみましょうか。

東京ドームのスピーカーに直撃!!

設計上不可能な位置に当ててしまいました!

これは1990年6月6日の近鉄対日ハムの東京ドームでの試合で、近鉄のブライアントが相手投手の角盈男から「天井スピーカー直撃のホームラン」を打ちました。

この事がおこるまでは「スピーカーに当たったらホームラン」といったルールは存在しておらず「当てるのは不可能だろう」と東京ドーム設計時から考えられていました。

結果その考えを正さねばならなくなったので「んじゃ、ホームランでいいや」ということになったのでしょう(笑)

やっぱり、人間が考えたことを壊すのは同じ人間なんだなーと改めて実感しました。

私もこのブライアントのスイングを真似て、バッティングセンターで打ってみたのですが、真上にちょっとあがっただけでした(笑)

きっと自分の「野球レベル」の高さを打球が表現してくれたのでしょう・・・(泣)

西武ドームの天井に激突!!

硬式ボールってあんなに飛ぶんだなーと感心しました(笑)

2005年6月3日の横浜対西武の西武ドームでの試合で、西武のカブレラが横浜三浦から「天井に激突させるホームラン」を打ちました!

「推定飛距離180m」のホームランらしく、私も打った瞬間をテレビで観ていましたが、一瞬、ボールがどこへいったかわからなくなりましたね。

当時カブレラは「ステロイド」疑惑がかけられていましたがステロイドを使っただけで、あんな距離を出せるのかと疑問に思うところもあります。

ステロイドを使うとハゲるという噂を聞いたことがあるので、私はステロイドなど使わずに牛乳で力を補っていきたいです(笑)

メジャーのオールスターでランニングホームラン!!

「流石、イチロー」と言わざるを得ません!

これはメジャーリーグでの出来事ですが、2007年7月11日のオールスターのイチローの3打席目に「史上初、メジャーリーグのオールスターでのランニングホームラン」を放ちます。

打球がフェンスに当たり、外野手の読みとは違う方向にボールが転がってしまったことで、イチローがホームまで走ることが出来たんでしょうね。

イチローの「足」とイチローの「運」が合わさった出来事であり、これをメジャーでやってしまうのがイチローの凄さですよね!

私も一度、ランニングホームランを打ったことがありますが、ホームインの際に背中へボールを当てられてしまい「もしかしたら守備妨害か?」と思いましたが、とりあえずいい思い出になりました(汗)

ランニングホームランを打ったことで、イチローの気持ちを共感することが出来ました(笑)

「記録」より「記憶」に残ったホームランばかりでしたね。

私はこういった貴重なホームランを現地の球場で観てみたいと改めて思いが強くなりました。

私が現地の球場で観た、東京ドームで行われた日本シリーズで、巨人の沢村が阿部に叩かれているシーンだけですからね(笑)

東京ドームといえば「都市伝説」があるのはご存知ですか?

その都市伝説は「ドームラン」というなんとも不思議なホームランの一種なんですが、それに関する検証を行ってみたので、検証結果を一緒に見てみましょうね!

プロ野球のホームランの都市伝説としてドームランは存在するのか!?

「100%嘘」とは言い切れないですね・・・

そもそもドームランというのは、フワッと上がった打球は本来であれば「フライアウト」になるのですが、それを東京ドームで行うと「何故かホームラン」になってしまう・・・

ということらしく、その仕組みは東京ドームの「空調」を使って操作しているらしいです・・・(汗)

しかもこのドームランの存在について、元巨人エースの桑田真澄が、2013年3月12日のWBCの実況で「これ、ドームランって言うんですよ」と発言したことで、より「真実味」が増してきたことになりました。

私は「ドームラン」があると信じています!

それは「空調操作」による人為的なものではなく、東京ドームの構造上、高く上がった打球は「ホームランになりやすい」ということが「ドームラン」だと私は思っています。

決して「不正行為のホームラン」では無く、ドーム球場であったらどこでも条件は一緒のような気がします!

決して東京ドームで、巨人が攻撃中に空調がスタンドに向かって「強く吹いてホームランにしてしまう」といったような状況が発生していないと信じております!!

信じるか信じないかは、野球ファンのあなた次第です(笑)

プロ野球 ホームラン 記録

まとめ

最後まで読んで頂きありがとうございます。

偉大な記録から都市伝説まで絡めて、ホームランについて紹介してきました。

野球選手がホームランを打つことは「運」では無く「努力の上の努力」の結果であることを再認識してくださいね。

それだけ「価値」のあるもので、選手もファンも一体になって喜ぶことが出来るんですよね。

これからもそういった「価値」のあるホームランが量産されることを期待しております!!